2025年4月に東京・名古屋・兵庫で来日公演を行なったオフスプリング。スペシャル・ゲストにシンプル・プランを迎え、パンク・ロック・ファンにはたまらない特別なジャパン・ツアーになった。本記事では、ジョナ・ニモイ(g,per)が使用したサウンド・システムをご紹介。
取材・文=小林弘昂 通訳=トミー・モーリー 機材撮影=星野俊 人物撮影=Kazumichi Kokei

Jonah Nimoy’s System


FM9のみでサウンドメイクを完結
非常にシンプルなシステム。ギターからはワイヤレスを経由し、ジョナのステージ・ライザー下に置かれたラック内のShure / AD4Q(ワイヤレス受信機)へ。そこから足下のFractal Audio Systems / FM9(ギター・プロセッサー)に接続され、DIを経由してPAに信号が送られる。ちなみにAD4Qは日本でレンタルしたものだそう。
完全にFM9のみで音作りを完結させており、サウンドはライン出しのため、デクスター・ホランドやヌードルズとは違ってアンプ・キャビネットは未使用。
プリセットされている音色については、デクスターとヌードルズと同じくディヴ・フリードマンが監修しており、Friedmanのアンプ・タイプをメインにしていると思われる。ギター・テック曰く“基本的にジョナのサウンドはヌードルスと似ていて、曲によってはヌードルズよりも歪みが強く出ている、もしくは抑えられている。それくらいの違いの印象だね”とのこと。
2025年4月27日(日)東京ガーデンシアター
【Setlist】
01. Come Out And Play
02. All I Want
03. Want You Bad
04. Let The Bad Times Roll
05. Staring At The Sun
06. Hit That
07. Make It All Right
08. One Fine Day
09. What Happened To You?
10. Original Prankster
11. Bad Habit
12. Smoke On The Water / Iron Man / Detroit Rock City
13. In The Hall Of The Mountain King
14. Blitzkrieg Bop
15. Why Don’t You Get A Job?
16. (Can’t Get My) Head Around You
17. Pretty Fly (For A White Guy)
18. The Kids Aren’t Alright
-Encore-
19. You’re Gonna Go Far, Kid
20. Self Esteem