第72回:高いケーブルに変えたら音は良くなりますか?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第72回:高いケーブルに変えたら音は良くなりますか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第72回:高いケーブルに変えたら音は良くなりますか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio) 撮影=星野俊

第72回:高いケーブルに変えたら音は良くなりますか?

シールド・ケーブルを別のメーカーのものや別のタイプのものに変更すると音は変わります。高級なケーブルに変更しても同様に音は変わりますが、その音が良い音かどうかは好みにもよるため、必ずしも良い音になるとは言い切れません。

シールド・ケーブルは、内部の導体や絶縁体など、使用している素材によって音が変わってきます。特に楽器から出てくるハイ・インピーダンスの信号は素材の影響を受けやすいため、楽器に接続するシールド・ケーブルを変更すると、その差がわかりやすいです。

各メーカーは素材の選定や組み合わせを考えて、自分たちが考える理想の音、あるいはその製品のコンセプトに合った音になるよう設計し、商品としてリリースしています。高級なケーブルになるほど、ケーブルやプラグにコストがかかっていることが多いため、それだけこだわりがあり、そのこだわりが音に反映されている、ということは期待できると思います。そして、出てきた音が自分の好みと合っていれば“良い音だ!”と感じるでしょう。

もしかなり安価なケーブルを使っていて、そこから高価なケーブルに変更すると、さすがに“良い音になった!”と感じると思いますが、音の好みは人それぞれですので、音と値段が比例しているわけではない点に注意しましょう!

FREE THE TONEのシールド・ケーブル
FREE THE TONEのシールド・ケーブル

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。