ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!
文=今西勇仁(Limetone Audio) 機材撮影=星野俊
第81回:センター・マイナスって何ですか?
エフェクターに外部から電源供給する際、アダプターやパワー・サプライから電源プラグを挿して電源を供給するかと思います。このプラグには“先の穴の中にある接点”と“プラグの外側にある接点”の2つの接点があり、片方がプラス、片方がマイナスとなっています。
では、どちらがプラスでどちらがマイナスか、こちらはアダプターによって異なるのですが、エフェクターでは9割以上のものが“先の穴の中にある接点”がマイナスになっています。“中心がマイナス”になっているので、これをセンター・マイナスと呼びます。それとは逆の極性の場合、センター・プラスと呼びます。エフェクター用ではほとんどありませんが、一般の電気製品ではよく見かける仕様です。
エフェクターはセンター・マイナスなので、逆に言うと“プラグの外側にある接点”がプラスになります。これ、なんでそっちに統一しちゃったんだろう(逆のほうがよかったのでは……)と思うことがあります。その理由は“ショートしやすいから”です。
エフェクターの筐体やケーブルの金属のプラグ部分はすべてグランド(=マイナス)になっています。ですので、それらとDCケーブルの外側(=プラス)が触れた時、電源がショートしてしまいます。エフェクターには基本的には保護回路が入っていますので壊れることはありませんが、デジタル系のエフェクターであれば、勝手に再起動してしまったりと、あまりよろしくはないので注意が必要です。
話がそれましたが、極性についてはアダプターやエフェクターに図示されていることも多いので、しっかりと確認をしてから使いましょう!
著者プロフィール
今西勇仁(いまにし・ゆうじん)
ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。
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