アンディ・ヒックス流の解釈で再構築! 伝説のローズウッド・テレキャスター|フェンダーカスタムショップ Vol.27 アンディ・ヒックス流の解釈で再構築! 伝説のローズウッド・テレキャスター|フェンダーカスタムショップ Vol.27

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アンディ・ヒックス流の解釈で再構築! 伝説のローズウッド・テレキャスター|フェンダーカスタムショップ Vol.27

Fender Flagship Tokyoで取り扱うフェンダーカスタムショップの最新モデルを紹介する連載、“Fender Custom Shop Masterpiece〜Guitar magazine Pick of the week〜”。第27回目は、Andy Hicks Masterbuilt 1967 Rosewood Telecaster NOSをご紹介。

文=鈴木誠 ギター撮影=星野俊

Fender Custom Shop
Andy Hicks Masterbuilt
1967 Rosewood Telecaster NOS

Fender Custom Shop / Andy Hicks Masterbuilt 1967 Rosewood Telecaster NOS(前面)
Fender Custom Shop / Andy Hicks Masterbuilt 1967 Rosewood Telecaster NOS(背面)

ひと味違ったディテールを持つ
“アンディ流”ローズウッド・テレキャスター

ジョージ・ハリスンが使用したことで有名なローズウッド・テレキャスターをインスピレーション源とし、マスタービルダーのアンディ・ヒックスが製作した本器。ビルダー自身のアイディアと個性で生み出されるスペック・ピースに込められた、“アンディ流”のディテールを読み解いていこう。

オリジナルは60年代後期に誕生し、もはやクラシックと言えるルックスのローズウッド・テレキャスター。まず目に入るのは、より生鳴りが良いとされるオイル・フィニッシュで仕上げられたボディだ。ローズウッド本来の質感や表情をよりダイレクトに楽しめるフィニッシュがセレクトされ、木材そのものが持つ温もりや独特な存在感をより引き立てている。ピックガードがブラックのアルミ・アノダイズドとなっているのも、この質感に合わせたチョイスだろう。

ネックもオイル・フィニッシュされたローズウッド製。60年代スタイルのオーバル“C”シェイプで、そこに3Aグレードのローズウッド指板をラウンド貼りしている。指板ラジアスが12インチとフラットめで、21本のミディアム・ジャンボ・フレットを打っているところには、アンディ・ヒックス自身がメタル音楽を好むギター・プレイヤーであるというパーソナリティがうかがえる。

ボディは内部をくり抜いたチェンバード構造。ローズウッドはアッシュやアルダーより重さがあるため軽量化を意識している。前後ボディの間に存在する白い線状の部分は、センター・ピースとしてサンドイッチされたメイプル材。これらはオリジナルと同様に、本器を印象づける大事なディテールの1つだ。

ピックアップは、マスター・ワインダーのホセフィーナ・カンポスが手巻きした“Twisted Tele”を2基搭載。60年代の仕様を意識しつつ、通常よりも巻き数を増やしてパワー・アップしている。アルニコ5マグネットとフォームバー・コーティングを施したワイヤーを組み合わせ、かつフロントとリアでワイヤーの巻き方も異なる。見慣れたルックスのようで、中も外もひと味違った特別感のある1本だ。

スタガード・タイプのペグを採用。ヘッドの前面からワッシャーで固定して取り付けるタイプで、ヘッド裏にねじ穴が残らない。
スタガード・タイプのペグを採用。ヘッドの前面からワッシャーで固定して取り付けるタイプで、ヘッド裏にねじ穴が残らない。
ネック・シェイプは60年代スタイルのオーバル“C”。ボディと同様のオイル・フィニッシュで仕上げられ、木材の存在を強く感じる手触りだ。
ネック・シェイプは60年代スタイルのオーバル“C”。ボディと同様のオイル・フィニッシュで仕上げられ、木材の存在を強く感じる手触りだ。
ポジション・マークは華やかなアバロン製。ビンテージ・タイプより幅と高さがあるミディアム・ジャンボ・フレットを打ち込んでいる。
ポジション・マークは華やかなアバロン製。ビンテージ・タイプより幅と高さがあるミディアム・ジャンボ・フレットを打ち込んでいる。
このモデルにはチェンバード(中空)構造が採用されており、扱いやすさと豊かな響きを両立。ボディ・サイドからはメイプル材のセンターピースがのぞく。
このモデルにはチェンバード(中空)構造が採用されており、扱いやすさと豊かな響きを両立。ボディ・サイドからはメイプル材のセンターピースがのぞく。
ブラックのアノダイズド・ピックガードを採用しているのも、オリジナルにひと味を加えたアンディ流。サテン仕上げのボディとマッチしている。
ブラックのアノダイズド・ピックガードを採用しているのも、オリジナルにひと味を加えたアンディ流。オイル・フィニッシュ仕上げのボディとマッチしている。
手巻きの“Twisted Tele”ピックアップを2基搭載。セレクター・レバーは3wayで、センター位置がミックス・ポジションとなる配線だ。
手巻きの“Twisted Tele”ピックアップを2基搭載。セレクター・レバーは3wayで、センター位置がミックス・ポジションとなる配線だ。

Andy Hicks’s Comment

確かな個性を放つ
特別なモデルに仕上がったと思っています。

このギターのアイディアは、これまで何度も製作してきたクラシックなスタイルをベースにしながら、それを新しいものとして再構築できないか、という発想から生まれました。楽器の本質や核となる部分はそのままに、さりげない変化を加えることで、現代的なアップデートを施したかったのです。

オイル・フィニッシュやアノダイズド・ピックガード、モダン・タイプのチューナーなどは、すべてこのアイコニックな楽器に新しいエネルギーを与えるために採用しました。どれも決して派手な変更ではありませんが、全体の印象を自然に進化させてくれています。

もちろん、Telecasterを愛するプレイヤーにとって理想的な1本であることに変わりはありません。ただ、その中でも確かな個性を放つ特別なモデルに仕上がったと思っています。

Fender Custom Shop
Andy Hicks Masterbuilt
1967 Rosewood Telecaster NOS

【Specifications】
●ボディ:ローズウッド、メイプル
●ネック・指板:ローズウッド
●ネック・シェイプ:60 Style Oval “C”
●スケール:25.5インチ(64.77cm)
●ラジアス:12インチ(305mm)
●フレット:ミディアム・ジャンボ(6150)
●フレット数:21
●ナット幅:1.650″(42mm)
●ピックアップ:Custom Shop Hand-Wound Josefina Twisted Tele Single-Coil(フロント/リア)
●ペグ:American Professional staggered
●ブリッジ:3-Saddle Vintage-Style Tele with Slotted Steel Saddles
●コントロール:マスター・ボリューム、マスター・トーン、3wayピックアップ・セレクター
●付属品:デラックス・ハードシェル・ケース、ストラップ、カスタムショップ特別認定証

【販売価格】
1,760,000円(税込)

【問い合わせ】
フェンダーミュージック TEL:0120-1946-60

Fender Flagship Tokyoのここが見どころ!

Fender Flagship Tokyoの2階ギャラリー

テレキャスターの誕生75周年を記念し、現在Fender Flagship Tokyoの2階ギャラリーでは、日本の音楽シーンで活躍するアーティストが愛用してきたテレキャスターの実器を特別展示中。

L’Arc-en-CielのKenが愛用する“Ken Telecaster Paisley Fantasy”や、ZAZEN BOYSの向井秀徳が使用する“Made in Japan 60’s Telecaster”など、ステージやレコーディングで実際に演奏されたギターを間近で見ることができる。

数多くの名演を支えてきたテレキャスターの魅力を、ぜひ店頭で直接味わってほしい。

※フェンダーカスタムショップ製品のカスタムオーダーを希望する場合は、予約(こちらが必要。

Fender Flagship Tokyo

  • 所在地:東京都渋谷区神宮前1-8-10
  • 営業時間:11:00~20:00(年中無休/年末年始を除く)