ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!
文=今西勇仁(Limetone Audio)
第87回:ビンテージのエフェクターって何がすごいの?
ビンテージのエフェクターって、ショー・ケースの中ですごい価格の値札が付いていたりして驚きますよね。“それだけ高いからにはめちゃくちゃ良い音がするのかな?”と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、音だけが理由でその値段が付いているわけではないんです。
楽器でも同様ですが、その年代にしか手に入らないパーツや線材で構成されていたり、当時のハンダや筐体、その時にしかないデザインなどなど、そういった希少である部分に価値がついており、高い値段設定になっているんです。
正直、サウンド面においても現代のエフェクターのほうが良い音を作りやすく、操作性も良いものが多いです。ただ、“ビンテージ・エフェクターにしか出せない音”があるのも事実で、そのあたりがビンテージ・エフェクター好きの方を唸らせる要素なのだと思います。
今は特定のビンテージ・サウンドを再現することを突き詰めるコンセプトのエフェクターが出ていたり、忠実に再現したプラグイン(コンピューター上のソフトウェア・エフェクト)なども登場していますので、ビンテージ・サウンドに気軽に触れることができます。
著者プロフィール
今西勇仁(いまにし・ゆうじん)
ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。
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