普遍的なオーバードライブ・サウンドを備えたジェイ・ロケット・オーディオ・デザインズのBroverdrive

　カリフォルニアのハイエンド・エフェクター・ブランド、ジェイ・ロケット・オーディオ・デザインズより、幅広いジャンルに使用できるオーバードライブ・ペダル“Broverdrive”（ブローバードライヴ）が登場した。

　ジェイ・ロケット・オーディオ・デザインズのペダルには、名機と呼ばれるアンプやエフェクターのサウンドを再現した機種もあるが、このBroverdriveは特定の何かのサウンドを目指したものではなく、独自性を持ちながらも普遍的なオーバードライブ・サウンドを備えたペダルとなっている。また、“どのようなアンプとも相性が良く、ギターやピックアップの種類も選ばない”そう。

　ミッド・ハイから高音域にかけて増減させるトーン・コントロールはゲイン・コントロールと相互に作用するため、好みに合わせた自然なオーバードライブ・サウンドを簡単に作ることができる。カントリーからロック、ジャズ、ブルースまであらゆるジャンルに使えるのも特徴だ。

　筐体は既発売のツアー・シリーズと同じ丈夫な金属製で、そのサイズは59.5（W）×104（D）×48（H）ｍｍと非常にコンパクト。入出力端子が背面に集約されているため、ペダルボードの中でエフェクターを並べて使用する際にも余計なスペースが生じない。電源は9Vバッテリーか、別売りのパワー・サプライを使用する。

　なおコントロールの名前は、レベルが“LEVBRo”、ゲインが“BRoGAIN”、トーンが“BRoTONE”となっている（oは下線付き）。加えて筐体には俗語辞典から選んだような“BRO”を含む単語が多数入っていて、遊び心も感じられるデザインだ。

　本機を使った実演動画がいくつかアップされているので、サウンドを聴きたい人はYouTubeでBroverdriveを検索してみよう。