ヤマハの“トランスアコースティックギター”にカッタウェイ付きのモデル2機種が仲間入り

　トランスアコースティックギターには、弦の振動を電気信号に変換してエフェクト処理し、 ボディの内部に設置した“アクチュエーター（加振器）”に伝え、 そのアクチュエーターがギター全体を振動させる、という構造が採用されている。 これにより、 アンプやスピーカーを接続せずに、 ギター本体の振動でエフェクト・サウンドを発することができる。

　エフェクトは、 重層的な音を発するコーラスと、 残響音がかかるリバーブの2種類が搭載されている。

　FGC-TAとFSC-TAには、ハイ・ポジションでの高い演奏性を実現するためにカッタウェイ付きのボディが採用されている。

　それぞれのボディに合わせ、エフェクト・サウンドにも最適な調整が施されており、 心地よいサウンドを体感することができる。

　操作スイッチや電池ボックスといった電装システムにはシンプルな形状を採用。 音に影響を与えるボディへの加工を最小限にとどめることで、 ギターが持つ本来の鳴りを十分に引き出すようにしている。

　またアンプにつないでエレクトリック・アコースティック・ギターとして使うこともきるので、ライブ・ステージでの使用も可能。