ジャクソンの新たな歴史の幕開けを飾るフラッグシップ・モデル“AMERICAN SERIES SOLOIST SL3”

カラー

　ボディ・カラーは、いずれも目を惹くRiviera Blue、Black Gloss、Slime Green、SatinPlatinum Pearlの4種。

ネック

　サスティンを高めるスルー・ボディ構造の3ピース・メイプル・ネックには、グラファイトの補強ロッドが埋め込まれ、温度や湿度などの影響を最小限に抑え込んでいる。

　トラスロッドの調整ホイールはネックのヒール側（ボディ側）にあり、ネック調整も容易に行なえる。

ヘッドストック／指板

　ヘッドストックの形状はジャクソンを象徴する鋭利なコンコルド。カラーはボディとマッチした色。チューナーはGotoh MG-Tロック式チューナーが採用されている。ロック式ナットの調整などに使う六角レンチ用のホルダーがヘッド裏に用意されているのも嬉しい。

　12インチ～16インチコンパウンドラジアスのエボニー指板には丁寧なエッジ・ロールオフ処理が施され、24本のジャンボ・フレットが打ち込まれている。ストレスフリーで高度かつ高速なプレイが可能だ。

　インレイの素材はマザー・オブ・パールで、形状はお馴染みのシャークフィン。サイドのドット・ポジション・マークには、暗いステージでも視認性が確保できる蓄光素材のルミンレイが採用されている。

ピックアップ／コントロール／トレモロ

　ピックアップはハムバッカー1基とシングルコイル2基のHSS構成で、ブリッジにはパワフルなローエンドが特徴のSeymour Duncan JB TB-4、ミドルとネックにはクリアなハイエンドと伸びやかなミッド・レンジを特徴とするSeymour Duncan Custom Flat Strat SSL-6RWRPを搭載。これらにより汎用性の高い力強いトーンを実現している。

　コントロールは1ボリューム、1トーンと、5ウェイのピックアップ切り替えスイッチ。シンプルながらも多彩なジャンルに対応するパワフルなサウンドとパフォーマンスを提供する。

　トレモロは、ポップイン式のアームとステンレス・スチール・スクリューを採用したFloyd Rose 1500 Seriesのダブル・ロッキング・トレモロ・システム。大胆かつアグレッシブなプレイにおいてもチューニングの安定性が確保される。

私は自分でレコードを買えるようになった頃からヘヴィメタルのファンになり、初めて買ったレコードはDeep Purpleの『Black Night』とBlack Sabbathの『Paranoid』でした。ヘヴィメタルには、数多くの優れたプレイヤーがいて、私がリッチー・ブラックモアを真似たように、彼らを見習いたいと思う自分と似たファンの方が多くいるのも、私がヘヴィメタルが好きな理由の一つです。Jacksonのギターは、スピード、そして大音量で演奏するために作られています。私たちは、現代のヘヴィミュージックを奏でるミュージシャンたちが、オーディエンスにインスピレーションを与えるために必要なツールを提供したいと考えています。そして私たちは、このAmerican Series Soloist SL3が進化し続ける今日のメタルサウンドを定義するギターとなるよう様々な工夫を凝らしてきました。最高品質のアメリカ製ギターでありながらも、手に取りやすい価格帯となっているこのギターは、ツアーなどで移動が多いギタリストにとても魅力的な一本になったと考えています。そして、何よりもスピードにこだわり、今までにない高速プレイを実現します。

──アンディ・ムーニー（FMIC CEO）

僕が初めてJacksonに触れたのは、1982年にニューヨークにある『Sam Ash』ギターショップで、その瞬間からJacksonギターの素晴らしさに魅了され、それ以来ずっと弾いているよ。Jacksonギターは僕の仕事にとって完璧なツールで、American Series Soloist SL3は、これまで以上に良い演奏をさせてくれるんだ。ハイスピードネックに、獣のようにワイルドなプレイがしたくなる素晴らしいデザイン、このSoloistはツアー用の楽器に加えることは確定だよ。

──スコット・イアン（ギタリスト）