フェンダーより、初のデジタル・サウンド・プロセッサー“Tone Master Pro”が登場　合計100以上のアンプ＆エフェクト・モデルを搭載

　フェンダーより、初のデジタル・サウンド・プロセッサー“Tone Master Pro”が登場し、2023年10月4日（水）に世界同時で発売された。

　Tone Master Proはアンプ・モデラーとマルチ・エフェクターの機能を統合したプロセッサーだ。

　本機の卓越したモデリング技術と優れたサウンド・クオリティは、2019年に発表されデジタル・アンプにおける新たな境地を切り拓いた、フェンダーのTone Masterアンプ・シリーズから引き継がれている。

　本機には、ギタリストたちから長年愛用され続けてきたフェンダーのクラシカルなアンプはもちろん、初めて公式にライセンス認定されたEVH 5150 III Stealthや、往年の名機と呼ばれるアンプのモデルが多数内蔵されており、エフェクト・モデルも加えた総数は100種類以上にも及ぶ。

　持ち運びに適した軽量かつ堅牢な筐体には、フルカラーのタッチ・スクリーンや直感的な操作が可能なユーザー・インターフェイスを搭載。リア・パネルには多彩な入出力端子が装備されている。

　サウンドのプリセットを作成してフットスイッチに割り当てたあとは、楽曲単位の「Song」、またはステージでのセットリスト単位の「Setlist」として管理することも可能。

　さらにUSB経由でTone Master Pro Controlアプリに接続すれば、プリセットの作成や編集に加え、ほかのユーザーが作成してクラウド・データベースに置いた膨大なプリセットにアクセスすることも可能となる。

　その他の特徴は次のとおり。　

　このTone Master Proについて、フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーションのマックス・ガトニック（プロダクト・シニアバイス・プレジデント）は次のように語っている。

　Tone Master Proのさらなる詳細については、フェンダー公式サイト内の特集ページを参照してほしい。

　なお、Tone Master Proと同時に、Tone Master FR-10とTone Master FR-12という2つのスピーカー製品も発売された。

　これらは現代のデジタル・ギター・アンプ・モデラーやアンプ・プロファイラーで使用することを目的に設計された、フラット・レスポンスのフルレンジ・パワード・スピーカーだ。

　アンプ＆エフェクト・モデリングのサウンドを細部に至るまで完璧かつクリアに再現するので、Tone Master Proにピッタリの相棒として役立つだろう。