ギブソンのカスタム・カラー・シリーズより、2つのSGモデルが各6色で登場

　ギブソンのカスタム・カラー・シリーズ（Custom Color Series）より、新たにSG Standard ‘61とSG Standardの2モデルがリリースされた。国内での販売は2023年11月下旬以降が予定されている。

　カスタム・カラー・シリーズは、長く愛されてきたギブソンのクラシックなデザインへの回帰、本物のサウンドの復活、ギブソンの黄金時代への敬意をコンセプトに、多彩なカラー・バリエーションを取り揃えた製品群だ。

　同シリーズには、今年の8月に発表された4つのレス・ポール（Les Paul Standard 50s Figured Top、Les Paul Standard 50s Plain Top、Les Paul Standard 60s Figured Top、Les Paul Standard 60s Plain Top／全12色）があるが、今回のSGはそれに続く第2弾となる。

　またSGモデルのカラー・バリエーションは、次の6色となった。

SG Standard ‘61

SG Standard

　またSG Standard ‘61は、1961年に誕生し当初はレス・ポールと名づけられた初期のSGの特徴を多く有し、一方のSG Standardは、1960年代後期のモデルの仕様を基本としたギターになっている。

　以下では両モデルの違いをパーツごとに見ていこう。

外観

　まずSG Standard ‘61とSG Standardの全体の外観は次の写真のとおり。

SG Standard ‘61

SG Standard

ネック

　ネックの形状は、SG Standard ‘61には薄めのスリムテーパー、SG Standardには丸みを帯びたラウンデッドが採用されている。

ジョイント部

　ネックとボディは、SG Standard ‘61では22フレットの位置で接合されており、SG Standardでは19フレットの位置で接合されたロング・テノン・ジョイントが採用されている。

　そのためネックのヒール部の形状も大きく異なっている。

ピックガード

　ピックガードの形状は、SG Standard ‘61が1弦側のみをカバーした小さなティアドロップ。

　SG Standardのピックガードには、ピックアップとブリッジも取り囲んだ大きなフルフェイスを採用。

ヘッドストック

　ヘッドストックはどちらもGibsonのロゴとクラウン・インレイ入り。

　SG Standardのトラスロッド・カバーには“SG”の刻印も入れられている。

ペグボタン

　ペグのボタンの形状は、SG Standard ‘61がキーストーン型で、SG Standardはキドニー型。

ピックアップ

　SG Standard ‘61の2基のピックアップはどちらも60s Burstbucker。

　SG Standardはネック側が490Rで、ブリッジ側が490T。

ブリッジ

　ブリッジは、SG Standard ‘61にはABR-1 Tune-O-Matic、SG StandardにはAluminum Nashville Tune-O-Maticが搭載されている。

　また両モデルともにストップ・バー・テイルピースが採用されている。

　付属するケースは、SG Standard ‘61がハードシェル・ケースで、SG Standardはソフトシェル・ケースとなる。

　以上が2つのモデルの主な違いだ。より詳細な仕様は下記のスペック欄で見てほしい。

　またYouTubeのGibson Gear Guideチャンネルでは、今回のカスタム・カラー・シリーズ第2弾のリリースに合わせ、次の動画が公開された。

　この動画は、ギブソンが現在販売している各種のSGモデルの特徴を解説したものだ。ギブソンSGの購入を検討している人にとって、自分に合ったモデルを選ぶための適切なガイドになるだろう。

　カスタム・カラー・シリーズのSG Standard ‘61とSG Standardも、この動画の最後のほうで紹介されている。

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