【新製品/ELECTRO-HARMONIX POG3】 機能を拡張して進化を遂げた伝統のオクターブ・マシン 【新製品/ELECTRO-HARMONIX POG3】 機能を拡張して進化を遂げた伝統のオクターブ・マシン

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【新製品/ELECTRO-HARMONIX POG3】 機能を拡張して進化を遂げた伝統のオクターブ・マシン

ELECTRO-HARMONIXより、ポリフォニック・オクターブ・ジェネレーターの“POG”を進化させた新製品“POG3”が登場した。

文:鈴木誠 撮影:星野俊
※本記事はギター・マガジン2025年4月号の「New Products Review」から転載したものです。
※価格は本誌掲載時のものです。

ELECTRO-HARMONIX/POG3

ポリフォニック・オクターブ・ジェネレーター、略してPOG(ポグ)。その最上位モデルが誕生した。

有機ELの表示パネルを搭載し、最大100のプリセットを管理・表示が可能。外部機器からMIDI信号でプリセットを切り換えたり、特定のパラメーターをコントロールすることもできる拡張性が特徴だ。

また、オクターブの上下だけでなく、5度上のサウンドも重ねられるのはPOGシリーズで初。

別売のエクスプレッション・ペダルを用意すればピッチ・ベンドやフィルター効果の周波数もリアルタイムで操作でき、これまで以上に多次元的な演奏表現を追求できる。

MIDI信号でのプログラム・チェンジやパラメーター操作にも対応。ステレオ出力時は、スプレッド・ノブで左右の出力に時間差を与えて広がり感を演出できる。

リア・パネルに装備された各種の端子
MIDI信号でのプログラム・チェンジやパラメーター操作にも対応。ステレオ出力時は、スプレッド・ノブで左右の出力に時間差を与えて広がり感を演出できる。

Comment by 岡田拓郎

岡田拓郎

ステレオ出力の立体的な音も心地よい

これまでのPOGに感じた特有の帯域感は一切なく、かなりモダンでハイファイにアップデートされたように感じます。

そして、100つものプリセット、MIDI対応の導入、入出力やフット・スイッチの拡張などなど……ちょい盛りすぎでは?というくらい多機能(笑)。

しっかりシステムを組めばライブで実現できないことはなさそうですね。

僕みたいな直感型のプレイヤーでもリアルタイムにオルガンのドロー・バーを操作するような演奏もしやすいですし、スロー・アタック状態にして上下のオクターブと5度の音を混ぜるとサム・ゲンデル的な音色。ステレオ出力での立体的なサウンドも心地よかったです。

フェーダーの触り心地が気持ち良いのも嬉しい。

岡田拓郎 プロフィール

おかだ・たくろう●1991年生まれ、東京都福生市育ちのギタリスト/プロデューサー。2012年に森は生きているを結成。2015年に解散して以降はソロ活動のほか、数多くのサポートや客演をこなす。

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ELECTRO-HARMONIX
LPB-3

【スペック】
●コントロール:ブースト、ミドル・レベル、トレブル、プリ・ゲイン、ミドル・フリケンシー、ベース、最大出力切り換えスイッチ(33dB/20dB)、ミドルQ切り換えスイッチ(HIGH/LOW)、バイパス切り替えスイッチ(TRUE/BUFFERED。ケース内)
●入出力端子:インプット、アウトプット
●電源:DC9Vセンターマイナス端子(120mA。電池室なし)
●外形寸法:114.3(W)×69.9(D)×53.3(H)mm

【価格】
85,800円(税込)

【問い合わせ】
サウンドハウス https://www.soundhouse.co.jp TEL:0476-89-1111(成田)/0885-38-1111(徳島)