Chase Bliss、オーバードライブ・ペダル“Brothers AM”をリリース。伝説的ビルダーANALOG.MANの“King of Tone”をトリビュート Chase Bliss、オーバードライブ・ペダル“Brothers AM”をリリース。伝説的ビルダーANALOG.MANの“King of Tone”をトリビュート

Chase Bliss、オーバードライブ・ペダル“Brothers AM”をリリース。伝説的ビルダーANALOG.MANの“King of Tone”をトリビュート

米国ミネソタ州のペダルブランドChase Blissは、伝説的エフェクトビルダーANALOG.MANとのコラボレーションによる、“King of Tone”のトリビュート・ペダル“Brothers AM”をリリースした。

king of toneといえば、入手困難なことで知られるANALOG.MANのオーバードライブ・ペダルだが、Chase Blissは5年以上にわたるANALOG.MANとの密接なコミュニケーションのもと、オリジナルのサウンドを受け継ぎつつ先進的なコントロール性を加えて機能を拡張し、Brothers AMを完成させた。

このコラボレーションについては、Chase Blissの動画でも詳細に語られている。

伝説的ペダル、King of Toneの延長線上にある歪みペダル

オリジナルのKing of Toneには現在すでに入手が不可能なパーツも多く含まれているため、Brothers AMは、King of Toneの単なるクローンではなく、その伝説の延長線上にある歪みデバイスとして誕生した。

リリースから20年以上が経過した現在でもKing of Toneが唯一無二の存在感を放っているのは、ラウドで、クリアで、非常に高レスポンスな「トランスペアレントなオーバードライブ」であるため。

そのKing of Toneを設計のベースとするBrothers AMは、2つの同一なゲインチャンネルが直列で配置され、それぞれブースト、オーバードライブ、ディストーションからモードを選択可能とした。

さらに、チャンネル1の前段には、“Analog Man Beano Boost”からインスパイアされた2モードのトレブルブースターも搭載。これらのスタッキングにより、「透明なドライブ」から、さらにプッシュして溢れるゲインが弾けてスパークするサウンドまで、多彩なサウンドバリエーションを生み出すことができる。

Chase Blissらしい独自の改善点も

Chase Blissのペダルらしく、Brothers AMでは、筐体に並んだたくさんのディップスイッチで、King of Toneでは内部に隠されていたモード変更や隠しパラメーターのすべてをオンザフライ制御可能だ。

100%のアナログサウンドを保ったまま、自由な調整やファインチューンができることのメリットは非常に大きい。

また、Chase Bliss独自の改善点として、2つ目のボリュームノブをマスターボリュームとして使用したり、PresenceとToneをリンクさせたり、外部コントロールの追加などがある。さらに、本体には4つまでのプリセットを内蔵。MIDIを使えばプリセット数の拡張にも対応する。

Chase Bliss
Brothers AM

【スペック】
●モノラルイン/モノラルアウト
●4つのオンボードプリセット。MIDI使用時は122個まで拡張。
●MIDI(PC、CC)
●CVコントロール
●エクスプレッション・コントロール
●選択可能なモーメンタリー/ラッチングバイパス
●100%アナログシグナルパス
●トゥルーバイパス
●9VDCセンターマイナス、200mA。電池駆動には非対応
●本体サイズ: 74mm(W) x 124mm(D) x 60mm(H) *突起含む

【価格】
72,380円(税込)

【問い合わせ】
アンブレラカンパニー TEL:042-519-6855 https://umbrella-company.jp/

Chase Bliss/Brothers AM