CALJA/CJT-60-LH〜60年代初期を彷彿させるサウンドと演奏性を両立したレフティ・モデル | New Products Review CALJA/CJT-60-LH〜60年代初期を彷彿させるサウンドと演奏性を両立したレフティ・モデル | New Products Review

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CALJA/CJT-60-LH〜60年代初期を彷彿させるサウンドと演奏性を両立したレフティ・モデル | New Products Review

CALJAのエレクトリック・ギターの新製品、CJT-60-LHを紹介。

文:鈴木誠 撮影:星野俊
※本記事はギター・マガジン2025年5月号の「New Products Review」から転載したものです。
※価格は本誌掲載時のものです。

CALJA/CJT-60-LH

CALJA/CJT-60-LH(前面)
CALJA/CJT-60-LH(背面)

木材の調達からエイジングまでを米国で行ない、日本でセットアップされるCalJaより、今回は珍しいレフトハンド仕様が登場。

本器のためにスローバックで特注製作したレフティ用のスタガード仕様ピックアップを搭載しており、60年代初期の音色を忠実再現。

アメリカならではの乾燥した気候で木部を仕上げることが、ビンテージの趣きを感じさせるドライなサウンドにも貢献するという。

指板Rを9.5インチとし、サドルのコマをオフセット・タイプにするなど配慮しつつ、60年代TLの王道的ルックスを受け継ぐ形状とするなど、ビンテージ・ルックと現代的プレイアビリティを絶妙に併せ持つバランス感覚が魅力の1本だ。

ピックアップ
ピックアップは60年代初期の音色をイメージしたスローバック製T-59 MXV。ブリッジ側がスタガード・ポールピース仕様になっている。
オフセット・スティール・サドル
ビンテージ感のあるサウンドを維持しつつ、ピッチの正確性を改善する“オフセット・スティール・サドル”を採用。
ネックの裏側
ネックは柾目(クォーターソーン)にこだわった材選択。エイジド仕上げにより、弾き込まれたギターのような風合いに。

Comment by 宍倉聖悟

サウンドはまさに60sという趣き

見た目のオーラも凄まじいですが、音を出す前、手に取った瞬間に“これは良いギターだ”と確信しました。

重量のバランス感、ネックの感触、そして弦の響きが丁寧に作られたギターじゃないと感じられないものですね。

レフティ・モデルのため普段のようには弾けませんでしたが、それでもこのように感じさせてくれるのはすごいことです。

塗装と金属パーツのエイジド具合も絶妙でとても自然。

サウンドはまさに60年代初期という趣きがあり、ローズウッド指板のTLタイプはこう鳴ってほしいという音がしてくれます。

TLタイプにあまり興味がないプレイヤーにこそぜひ弾いていただきたい1本。

このクオリティを知って、CalJaというブランドに俄然興味が湧きました。

CALJA/CJT-60

CALJA
CJT-60-LH

【スペック】
●ボディ:アルダー
●ネック:メイプル
●指板:ローズウッド
●フレット:21
●スケール:648mm
●ピックアップ:ThroBak T-59 MXV(フロント&リア)
●コントロール:ボリューム、トーン、3ウェイ・ピックアップ・セレクター
●ブリッジ:Advanced Plating
●ペグ:Kluson Deluxe
●カラー:レイク・プラシッド・ブルー
●付属品:ギグバッグ

【価格】
オープン・プライス(市場実勢価格726,000円前後)

【問い合わせ】
ゼンブジャパン TEL:06-6441-2263 http://www.zenbu-jp.com