キクタニミュージックが新ブランド“Sfida(スフィーダ)”を発表し、その製品の販売を2025年10月10日(金)より開始した。
第1弾のラインナップはエレクトリック・ギターが4モデルとエレクトリック・ベースが4モデルの計8モデル。いずれも高い機能性と手に取りやすい価格を両立させたものとなっている。

Sfidaブランドの概要
Sfidaは、キクタニミュージックのメイド・イン・ジャパン・ブランドであるVincita(ヴィンシタ)の価値観はそのままに、より多くのプレイヤーへ“もうひとつの選択肢”を提供するために生まれたブランドだ。
その製品は同社の海外拠点の中でも最も高い技術力を誇る工場で作られ、品質管理はSfidaブランドの専任スタッフによって行われている。
さらに現地工場での厳格な検品に加え、キクタニミュージック内の専門部署での最終検品および出荷前の調整も実施される。
こうした体制により、コストパフォーマンスを追求しながらも、楽器としての基本を大切にした丁寧な仕上がりを実現している。
ギター4モデルの特徴
以下ではギター4モデルのそれぞれのカラー・バリエーションと特徴を紹介したあと、複数のモデルに共通する仕様について解説する。
SST-450




- STスタイルをベースにしたモデル。
- ピックアップはシングルコイルを2基とハムバッカーを1基搭載。
- ボディ材はポプラ。
- ネック材はローステッド・メイプル。
- ボディ・カラーはWH(White)、GV(Gray Vision)、BK(Black)、SB(Sunburst)の4種類。
SST-600

- STスタイルをベースにしたモデル。
- ピックアップはアルニコ・マグネットを採用したシングルコイルを2基とハムバッカーを1基搭載。
- ボディ材はポプラ。
- ネック材はローステッド・メイプルで、指板材はローズウッド。この組み合わせにより伸びのある明瞭なサウンドを実現。
- シルバーとブラックによる2トーン・バーストのボディに、ブラックのピックガードを組み合わせた落ち着いたルックスも魅力の1つ。
SST-650



- STスタイルをベースにしたモデル。
- ピックアップはシングルコイルを2基とハムバッカーを1基搭載。
- ボディ材はバックがオクメで、トップはフレイムメイプル。このフレイム・メイプルに鮮やかなカラーリングを施すことで、ハイエンド・ギターのような華やかで高級感のあるルックスを演出。
- ネック材は(ローステッドではない)メイプル。
- ボディ・カラーはBL(Blue)、BKS(Black Stain)、RD(Red)の3種類。
SJM-500



- JMスタイルをベースにしたモデル。
- 2基搭載されたP90タイプのピックアップはシングルコイルよりもコイルの幅が広く、マグネットも大きいため、太くパンチの効いたサウンドを出力する。
- ボディ材にはポプラ、ネック材にはローステッド・メイプルを採用。
- ビンテージ・タイプのトレモロ・ブリッジによって、通常のJMモデルよりも快適なアーミングと安定したチューニングを実現。
- ボディ・カラーはWH(White)、BK(Black)、SBL(Sonic Blue)の3種類。
以上で紹介した4つのモデルのうち、3モデル以上に共通する特徴は次のとおり。
Sfidaブランド専用に設計されたピックアップ
4つのモデルに搭載されているピックアップは、すべてSfidaブランド専用に設計されたものだ。
バムバッカーのコイルタップ機構
STタイプの3モデル(SST-450、SST-600s、SST-650)のハムバッカーにはコイル・タップ機構が装備されており、独立したミニ・スイッチによってシングルコイルのトーンに切り替えることができる。
ローステッド・メイプル・ネック
SST-450、SST-600、SJM-500の3モデルのネック材に使われているローステッド・メイプルとは、メイプル材を高温で熱処理し、内部の水分や油分を取り除くことで、長年使い込まれた木材に近い状態に仕上げた素材のことだ。
このローステッド・メイプルを使ったネックには、耐久性が高く、木材の歪みや捻れも起こりにくく、サウンドの面でも音の明瞭さが増して伸びやかで豊かな響きが得られるというメリットがある。
なお、もともとはハイエンドの楽器にのみ使われていた技術だが、近年はビギナー向けの価格帯のギターにも採用されることが増えてきた。
その他の共通仕様
4つのモデルすべてに共通するその他の仕様としては、ボルト・オン方式によるジョイント、22フレット、25.5インチ・スケール、ボーン・ナット、ボディのグロス・フィニッシュなどが挙げられる。
またすべてのモデルにギグ・バッグとレンチが付属する。
なお市場想定売価は、SST-450とSJM-500が44,000円で、SST-600とSJM-500が60,500円となっている。
これからギターを始めようとしている人や、この価格帯のギターを探している人は、このSfidaブランドを選択肢の1つに入れてみてはいかがだろうか。
Sfida
SST-450
【スペック】
●Body: Poplar
●Neck: Roasted Maple
●Neck Joint: Bolt-on
●Number of Frets: 22
●Fingerboard: Roasted Maple
●Fingerboard Radius: 305
●Nut Material: Bone
●Nut Width: 42mm
●Scale: 25.5inch
●Bridge: Vintage Style Tremolo
●Pickup: Sfida Original Pickup (S-S-H)
●Control: 1 Volume, 2 Tone, 5-Way Switch, Coil-Tap
●Body Finish: Gloss
●付属品: レンチ、ギグ・バッグ
●生産国: 中国
【市場想定売価】
44,000円(税込)
【問い合わせ】
キクタニミュージック https://www.kikutani.co.jp
Sfida
SST-600
【スペック】
●Body: Poplar
●Neck: Roasted Maple
●Neck Joint: Bolt-on
●Number of Frets: 22
●Fingerboard: Rosewood
●Fingerboard Radius: 305
●Nut Material: Bone
●Nut Width: 42mm
●Scale: 25.5inch
●Bridge: Vintage Style Tremolo
●Pickup: Sfida Original Alnico Pickup (S-S-H)
●Control: 1 Volume, 2 Tone, 5-Way Switch, Coil-Tap
●Body Finish: Gloss
●付属品: レンチ、ギグ・バッグ
●生産国: 中国
【市場想定売価】
60,500円(税込)
【問い合わせ】
キクタニミュージック https://www.kikutani.co.jp
Sfida
SST-650
【スペック】
●Body: Flame Maple top / Okuome back
●Neck: Maple
●Neck Joint: Bolt-on
●Number of Frets: 22
●Fingerboard: Maple
●Fingerboard Radius: 305
●Nut Material: Bone
●Nut Width: 42mm
●Scale: 25.5inch
●Bridge: 2-Point Tremolo
●Pickup: Sfida Original Pickup (S-S-H)
●Control: 1 Volume, 1 Tone, 5-Way Switch, Coil-Tap
●Body Finish: Gloss
●付属品: レンチ、ギグ・バッグ
●生産国: 中国
【市場想定売価】
60,500円(税込)
【問い合わせ】
キクタニミュージック https://www.kikutani.co.jp
Sfida
SJM-500
【スペック】
●Body: Poplar
●Neck: Roasted Maple
●Neck Joint: Bolt-on
●Nut Material: Bone
●Fingerboard: Rosewood
●Fingerboard Radius: 305
●Number of Frets: 22
●Nut Width: 42mm
●Scale: 25.5inch
●Bridge: Vintage Style
●Pickup: Sfida Original P90 Type Pickup ×2
●Control: 1 Volume, 1 Tone, 3-Way Toggle Switch
●Body Finish: Gloss
●付属品: レンチ、ギグ・バッグ
●生産国: 中国
【市場想定売価】
44,000円(税込)
【問い合わせ】
キクタニミュージック https://www.kikutani.co.jp
