英国の鬼才デヴィッド・レインジャーが主宰するRainger FX(レインジャー・エフエックス)より、アナログ・ディストーションとデジタル・ディレイを大胆に組み合わせた前衛的なペダル“Recycle Box”が登場した。
Rainger FXの日本語公式サイトに書かれた本機のキャッチ・コピーは、「極上のアナログ・ディストーションと、英国流ひねくれディレイの絶妙な融合」。
日本国内への出荷は2026年8月17日(月)より開始されている。
本機のディストーション回路は、既発売のBreak Box(ディストーション&スクラッチ)と同様に、ColorsoundとRainger FXのコラボレーションによって生まれたFreakenbenderの回路を応用したもので、圧倒的なゲイン量を持ちながらも追従性に優れ、エッジ感とファットさが同居するクールな歪みサウンドを特徴とする。
トーンのバリエーションも、ライトなクランチから、ルーズで荒々しいオーバードライブ、ヘヴィなディストーションまでと幅広い。
一方、ディストーションの後段に配置されたディレイ回路には、3つのタップを個別にタイミング設定した“トリプルタップ・ディレイ”が採用されており、それぞれのタップが組み合わさることで通常のディレイとは異なる複雑でカオスなエコー・サウンドを生み出すようになっている。
そのド派手なエコー・サウンドは、筐体上部の大きなラバー・パッドを踏み込むことで即座に放たれ、足を離せばすぐにドライなディストーションへと戻る。パッドの動作をスイッチで反転させることも可能だ。
加えて本機には、目立たないようにノイズ・ゲートも組み込まれている。これにより、ハイゲインのアナログ・ディストーションとクリーンなデジタル・ディレイを隣接させることで起こりやすい不要な発振を抑えながら、意図したフィードバックを大胆に操れるようになっている。
Break Boxと同じ左右非対称の形状を持つ筐体も、かなりの“ひねくれ”ぶりだ。
整然とした美しいディレイではなく、瞬間的に飛び出すエコーや、暴走するフィードバック、パッドによる大胆なスイッチングなどを楽しみたい人にオススメのペダルと言える。
Recycle Boxの各コントロールの役割は次のとおり。
Recycle Boxのコントロールと機能



- VOL:出力レベルを設定する。非常にラウドな設定も可能。
- TONE:ディープなローから焼け付くようなトレブルを設定する。トーンベンダー・スタイルのトーン・コントロールだが、オリジナルよりスクープ感を減らしている。
- GAIN:ルーズで荒々しいオーバードライブから、一線を超えたヘヴィなディストーション・サウンドまでを設定可能。
- FEEDBACK:ディレイ・モード使用時のリピート量を調整する。3回のシングル・マルチタップ・リピートから、暴走するようなワイルドなフィードバックまでを設定可能。
- TIME:ディレイの長さを変更する。最大リピート・タイムは770ms。
- ON/OFF:オン/オフを切り替えるトゥルーバイパスのフットスイッチ。
- ラバー・パッド:このノンラッチ式(モーメンタリー)スイッチにより、ディストーション+ドライ・モードと、ディストーション+ディレイ・モードの切り替えを行う。
- フリップ・スイッチ:ラバー・パッドの動作を通常モードとは逆にするためのスイッチ。
次の動画では、デヴィッド・レインジャー自身によるRecycle Boxの解説を見ることができる。
Rainger FX
Recycle Box
【価格】
45,650円(税込)
【問い合わせ】
アンブレラカンパニー TEL:042-519-6855 https://umbrella-company.jp/


