特集:折坂悠太『心理』背景を彩る音響的ギターの正体に迫る 特集:折坂悠太『心理』背景を彩る音響的ギターの正体に迫る

特集:折坂悠太『心理』
背景を彩る音響的ギターの正体に迫る

名作『平成』とドラマ主題歌「朝顔」で、日本を代表するシンガー・ソングライターとして広く認知された折坂悠太。彼の楽曲を彩るバンド・メンバーは“合奏”から“重奏”へと移り変わり、最新作『心理』では、歌の背景を滲ませるような音響的なアプローチも聴ける。それは混沌とした音でもあり、神聖さも持ち合わせた不思議な音像を持つが、その特異なサウンドにおいて京都在住のギタリスト=山内弘太という存在が重要な役割を担っているようだ。今回の特集では、折坂作品においてギターという楽器がどういう役割を持っているのかを考えていきたい。

写真=西槇太一

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