アンプの入力HighとLow、どっちに挿せば良いの? | ギター知恵袋:019 アンプの入力HighとLow、どっちに挿せば良いの? | ギター知恵袋:019

アンプの入力HighとLow、どっちに挿せば良いの? | ギター知恵袋:019

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。

Q:
アンプにギターからのシールド・ケーブルを差し込むジャックに、High とLowの2種類があります。どちらを使えばいいのですか?

A:

基本的にはつなぐギターの出力パワーによって、HighとLowどちらのジャックを使うかを選びます。

パッシブ・ピックアップが付いているギターであれば通常はHighに差し込みます。アクティブ・ピックアップの搭載されたギターや、キーボード、ギターとアンプの間にプリアンプなどをつないでいる場合にはLowに差し込みます。“ギター本体側に電池などを使用している場合は基本的にLowに差す”と覚えておくと良いでしょう。

ただしパッシブのギターをLowジャック、アクティブのギターをHighジャックに差し込んだとしても普通アンプは故障しませんし、多くの人は前述の使い分けの部分を特に意識したり区別したしりしていないようです。

HighとLowがあったら“とりあえずHighに差し込む”というギタリストは多いと思います。逆に“パッシブのギター+Lowジャックの時の音色が好き”なので意図的にLowを使う人もいます。

厳密な決まりはありませんので、試してみて好きな音が出せるほうを選んで下さい。

ジャックをHighに挿した状態とLowに挿した状態
High(写真上)かLow(写真下)かどちらか一方を選んで挿すのが基本。ちなみに写真のアンプはローランドのJC-120というアンプです。
LowからHighにリンクさせた状態
筆者はHighとLowが2つずつある仕様(仕組みの詳細は割愛)を活用して、写真のようにギターからのケーブルを右のHighにつないで、その下のLowから左のHighにつなぐという使い方をしています(リンクさせる、と言います)。こうすると両側でボリュームやトーン調整ができて音作りの幅が広くなるからです。
※すべてのアンプで同様のリンクが可能なわけではありません。JC-120以外で行なう場合は、リンクさせても問題ないかどうかを確認してから行なってください。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki