ジミ・ヘンドリックスのストラトキャスターといえば、貼りメイプルのラージ・ヘッドに代表されるクッキリとした“モダン・ロゴ”、あるいはスモール・ヘッドでもCBS時代の到来を象徴する“トランジション・ロゴ”のモデルをイメージする人が多いのではないだろうか?
しかし、ジミが使用した歴代のストラトキャスターをふり返ってみると、“スパゲティ・ロゴ”のモデルも頻繁に使用しており、実はその個体数は“モダン・ロゴ”のモデルよりも断然多い。
今回は、あまりフォーカスされる機会の少ない“ジミのスパロゴ・ストラトキャスター”にスポットを当て、使用順にリスト・アップしながら、それぞれのエピソードについてもマニアックに触れていきたいと思う。
企画/文=fuzzface66 構成=編集部 Photo by Helmut Reiss/United Archives via Getty Images
Contents
ジミ・ヘンドリックスのデビュー初期を支えた、ブラック・ストラトキャスター
ジミ・ヘンドリックスが最初にステージで使用した“スパロゴ”のフェンダー・ストラトキャスターは、1963年製と見られる黒い1本。
ジミ・ヘンドリックスとともにスターダムを駆け上がっていった、サンバーストのストラトキャスター
ナポレオン・ジャケットとともに印象に残る、ジミ・ヘンドリックスにとって2本目のサンバーストの“スパロゴ”フェンダー・ストラトキャスター。
世界で最も有名になった、ジミ・ヘンドリックスの“あの”ストラトキャスター?
1967年5月にジミ・ヘンドリックスが使っていたフィエスタ・レッドのフェンダー・ストラトキャスター。実はこのギター、のちにあの伝説のモデルになる……?
ジミ・ヘンドリックスの伝説、サイケ・ペイントのモンタレー・ストラトキャスター
ジミ・ヘンドリックスがモンタレー・ポップ・フェスティバルで使ったサイケデリック・ペイントのフェンダー・ストラトキャスターもスパロゴだった!
“ハーフ・トーン”の生みの親? ジミ・ヘンドリックスの改造ストラトキャスター
3つのトグル・スイッチを持つ謎の“スパロゴ”フェンダー・ストラトキャスター。ジミ・ヘンドリックスの代名詞となる“あの音”を誕生させた実験的な1本なのか?
ジミ・ヘンドリックスがステージで使ったストラトキャスターの中で、最も古い年式の個体
ジミ・ヘンドリックスが使った“スパロゴ”のフェンダー・ストラトキャスターの中で、最も古いモデルは“壊してもOK”な1本だった?
ジミ・ヘンドリックスから“やられ放題”の3トーン・サンバースト・ストラトキャスター
ジミ・ヘンドリックスからかなり乱暴に扱われた3トーン・サンバーストの“スパロゴ”フェンダー・ストラトキャスター。最後はネックがポッキリと……。
ジミ・ヘンドリックスのステージに登場する、最後の“スパロゴ”ストラトキャスター
ジミ・ヘンドリックスが使った“スパロゴ”のフェンダー・ストラトキャスターとして最後の1本は、当時“型落ち”としてサブ要員にだった。