探求心を持つ | ギター作曲100の裏ワザ:072 探求心を持つ | ギター作曲100の裏ワザ:072

探求心を持つ | ギター作曲100の裏ワザ:072

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

理論を学ぶのが億劫な人は ➡ 実践検証を怠っているからです

 人間は、本来“知りたがり”です。それなのに、音楽を志している人たちに理論を拒否する姿勢が見えるのはとても残念なことです。

 なにも理論書を全部理解しろ、というのではありません。「今いる場所からほんの50cm先まで学べば、すごく上達するのに……」というところでとどまっている人がたくさんいます。

 すでに、あなたの理論知識はゼロではありません。「コードG7を鳴らした後にCに行くと合う」ということを知っているだけでも知識なのです。そして、「じゃぁ、Gの代わりには何が使えるの?」ということが理論です。そういうこと、知りたいじゃないですか。

 ただし、それは実践してこそ。本当に納得して始めて使用できるわけで、ただ本を読めば分かることではありません。本書も、読んだだけではダメ。譜例を弾いて、筆者の言う方法を実践して、それで理解できるものなのです。

 実演してみることは短期間ではできないのですから、本書も1回読んで「簡単すぎ」とか「難しい」と言って手放さずに、手の届く本棚に入れておいて、時々広げて実践してみてください。

イラスト

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki