ミヤがPetit Brabanconのツアー“BURST CITY”で使用した、3本の最新ギター

DIR EN GREY、L’Arc～en～Ciel、MUCCなど、長いキャリアを持つバンドのメンバーが集い、新たな表現を追求するプロジェクト＝Petit Brabancon（プチ・ブラバンソン）。本記事では、2024年9月に開催されたEP『Seven Garbage Born of Hatred』のリリース・ツアー、“BURST CITY”でのリハーサルに用意されていたミヤの最新ギター3本を紹介する。

取材・文＝原田右恭　機材撮影＝小原啓樹　人物撮影＝河本悠貴

ミヤが語る、Petit Brabanconの新EP『Seven Garbage Born of Hatred』制作秘話

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ミヤが語る、Petit Brabanconの新EP『Seven Garbage Born of Hatred』のレコーディングで使用した新たなギター

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Miya’s Guitars

Jackson Guitars
Pro Plus Series Dinky MDK HT7

Petit Brabanconに最適な高出力7弦ギター

2024年3月後半から仲間入りした、最新のメインと言える7弦ギター。意外にもこれまでJacksonのギターを使ったことなかったミヤだが、7弦ギターを探していたこともあり、見た目がグッと刺さった本器を手に入れたという。シリアル・ナンバーは“CYJ2300681”。

MUCCのライブやレコーディングでも何度か使用したそうだが、ミヤ曰く“高出力。90年代を彷彿させるような暴力的でラフな印象。このギター特有の絶妙なピッチ感はPetit Brabanconにマッチする”と語っていた。おそらく今後もPetit Brabancon用のギターとして活躍していくだろう。

なおボリューム・ノブが取りはずされているのみで、電装系の改造箇所はなし。

使用楽曲（2024年9月5日@Spotify O-EAST）

dub driving
Don’t forget
BATMAN
Isolated spiral
眼光
無秩序は無口と謳う

Cream Guitars
Revolver Custom White Skull

メキシコのブランドによるカスタム・モデル

メキシコの実業家であるルイス・オーティズが2022年にスタートしたギター・ブランド、Cream Guitarsによるカスタム・モデル。1本1本をルイス本人がデザインしているため、ワンオフ・ギターとなっている。ボディ・バックは1ピースのマホガニーを使用。トップはメイプルを切り抜き、スカルの装飾を施した上に樹脂を流し込んでいる。

SNSでCream Guitarsの存在を知ったというミヤ。最初は見た目がキッカケで手に入れたそうだが、“フロント&センターのシングルコイルと、リアのハムバッカーの出力が均一で使い勝手が良い。使えない音がない”と評価。“見た目良し、音良し、使い勝手良し”と語ってくれた。

ボディのスカル・デザイン — 細かなスカルのピースが1つ1つ手作業によって配置され、樹脂によって固められている。非常に緻密なデザインだ。

Jackson Stars
Soloist

初めて導入したフロイド・ローズ搭載ギター

取材日（2024年8月末）の3週間前にネット・ショッピングで購入したというSoloist。90年代後半〜00年代前半に販売されていたJackson Stars時代のものだ。ミヤはフロイド・ローズが搭載されたギターをこれまで所有しておらず、本器が初めての実戦投入となる。

前オーナーにより、ピックアップがDiMarzioとIbanezのハイゲインなものに変更されていたという（型番は不明）。本器は90年代に作られたギターなのだが、“現代風のハイゲイン・ピックアップとのミスマッチ感がハマっている”とコメント。ミヤが手を加えた部分としては、中の配線をできる限り初期状態に戻し、ドロップ・チューニングに対応させるため中央にトレモロ・スプリングを1本追加。

リバース・ヘッドを気に入っており、“できればJacksonはリバース・ヘッドのモデル以外は持ちたくありません（笑）”と話していた。

そのほかの楽曲では、以前紹介した2本のHapas Guitarsを使用していた。これらのギターに関する詳細は、下記のオススメ記事を参照してほしい。

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