ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!
文=今西勇仁(Limetone Audio)
第64回:ハイ・インピーダンスって何ですか?
ハイ・インピーダンスは音声信号に対する抵抗値が高い状態のことを指し、パッシブ楽器(楽器本体に電池を搭載していない楽器)から出てくる信号がハイ・インピーダンスの信号になります。
エレキ・ギター/ベースは、弦の振動をコイルで拾うことによって微弱な電気信号に変え、それが音としてシールド・ケーブルを伝って楽器から出てくる仕組みです。しかし、そこには電池を使って動くようなパワフルな回路は存在していないため、音はシールド・ケーブルを通るのも一苦労で、そのケーブルの素材の影響を受けやすかったり、外部からのノイズの影響を受けやすかったり、音が劣化しやすい状態となります。
なので、例えば新しいギターのシールド・ケーブルを買った場合、
①楽器→エフェクター・ボード間
②エフェクター・ボード→アンプ間
上記のどちらのシールド・ケーブルを交換したほうが違いがわかりやすいかというと、“①楽器→エフェクター・ボード間”になります。こちらはハイ・インピーダンスの信号が通るため、素材の影響を受けやすく、音に変化が出やすいということですね(“②エフェクター・ボード→アンプ間”はロー・インピーダンスの信号となります)。
楽器から出た信号は、なるべく長い距離を引き回したりせず、エフェクターやアンプに接続してインピーダンスを下げて扱うことが重要になります。

著者プロフィール
今西勇仁(いまにし・ゆうじん)
ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。
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