ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!
文=今西勇仁(Limetone Audio)
第67回:ハイ・インピーダンスの信号にロー・インピーダンスのボリューム・ペダルを使うとどうなりますか?
ハイ・インピーダンスの信号にロー・インピーダンスのボリューム・ペダルを使うとどうなるか……答えは、かなりのハイ落ちが発生し、音質が大きく劣化します。
エフェクターでもアンプでも、ハイ・インピーダンスの信号が入力されても問題なく受けれるように設計されているのですが(ハイ受けと言ったりします)、ロー・インピーダンス仕様のボリューム・ペダルは、そのようにハイが受けれる状態になっていないため、インピーダンスのアンマッチにより大きく音質が落ちます。
“エフェクターは自由につないで大丈夫!”とよく言うのですが、この接続については正直オススメできません。良く言えばローパス・フィルターがかかったような音で、狙ってその音を使うこともできなくはないのですが、覇気がないというか、楽器の良さが感じとれないというか、とにかく残念な音になります。加えてボリューム・ペダルはオン/オフができないので、ずっとその音になるという点が相当厳しいです。
もしロー・インピーダンス仕様のボリューム・ペダルをお持ちの方は、勉強がてら楽器の直後につないでみてください。“うーん、これかぁ……”という感じになると思います。そういう勉強も大事ですので、そういう意味では試してみるのもいいかと思います!
著者プロフィール
今西勇仁(いまにし・ゆうじん)
ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。
- 今西 勇仁 公式X:https://x.com/yujin_imanishi
- 今西 勇仁 公式Instagram:https://www.instagram.com/yujin.imanishi/
- 今西 勇仁 YouTube:https://www.youtube.com/@YujinImanishi
- Limetone Audio 公式ページ:https://limetoneaudio.com/
- Limetone Audio 公式X:https://x.com/limetoneaudio



