ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!
文=今西勇仁(Limetone Audio)
第68回:ケーブルって短いほうが有利なんですか?
まず、あまりにも長すぎるケーブル(20m以上とか)は、音質的には不利です。ケーブルの抵抗値の関係で、長ければ長くなるほどハイ落ち(高域がなくなって少しこもった音に寄ってしまうこと)が起きます。
では短ければ短いほど良いのかというと、そういうことでもありません。この点については音質劣化を気にせず、必要な長さを準備していただくのがいいです。
先述のとおり、シールド・ケーブルは長くなるにつれて高音が落ちますが、3mや5mの適度に高音が落ち着いた(=中域が良い感じに目立った)サウンドこそがギター/ベースのかっこいい音であって、その減衰がまったくないと、無機質でつまらない音、キンキンした音になる場合があります。
高音質で音を経由するワイヤレスには、ケーブル・シミュレート・モードなる機能を搭載しているものがあり、あえてシールド・ケーブルを経由した時のような高域の落ち着きを再現することができるモデルもあります。
パッチ・ケーブルにおいては、もともと短めの距離を接続することを想定して設計されているケーブルがほとんどなので、こちらは短すぎるからダメということはありません。必要な長さのものを用意していただければOKです!
著者プロフィール
今西勇仁(いまにし・ゆうじん)
ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。
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