毎週、1人のブルース・ギタリストに焦点を当てて深掘りしていく新連載『ブルース・ギター・ヒーローズ』。今回はアルバート・キングのオススメ盤5選を紹介。まずはこれらを聴くべし!
選・文=久保木靖
Albert King『The Big Blues』(1963年/King)
Albert King『Born Under A Bad Sign』(1967年/Stax)
Albert King『Live Wire / Blues Power』(1968年/Stax)
サンフランシスコのフィルモア・オーディトリウムでの傑作ライブ。1968年2月にジミヘンらの前座を務めたのが好評だったため、6月にメインでステージに立った際に収録された。ディストーション・サウンドは指弾きも相まって音が太く、アンプからギャンギャンと響き渡るリバーブのスプリング音も凄まじい。「Blues Power」での迫力が弩級で、バンドをブレイクさせた部分での変幻自在のチョーキング技にはノックアウトされること必至! アウトテイクを収録した『Wednesday Night In San Francisco』、『Thursday Night In San Francisco』が1990年にリリースされた。