コードの構成音一覧 初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第6回 コードの構成音一覧 初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第6回

コードの構成音一覧 
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第6回

コードの構成音を「ルート」と「度」で把握していくと、どんな複雑なコードでも、けっこう簡単に覚えられるようになります。今回は、この先に覚えていく色々なコードの構成音を一覧表でお見せします。

文・図版作成=ギター・マガジン編集部

はじめに

第6回(今回)から第10回にかけては、コードの構成音を「ルートと度」で覚えることをテーマとします。各回の題名をあらかじめお知らせしておきましょう。

  • 第6回:コードの構成音一覧(※今回)
  • 第7回:三和音とは?
  • 第8回:四和音とは?
  • 第9回:テンション・コードとは?
  • 第10回:omit3とは? add9とは? sus4とは?

コードの構成音一覧

そして今回は、次回以降に紹介していくコードの構成音を、ひととおり一覧表でごらんいただきます。それぞれについての説明は次回から始めます。

▼三和音

コード名構成音読み方
ルート3度
4度
5度7度
6度
テンション
135メジャー、メジャー・トライアド
□m1♭35マイナー、マイナー・トライアド
□aug13♯5オーギュメント、オーギュメンテッド・トライアド
□dim1♭3♭5ディミニッシュ、ディミニッシュド・トライアド

▼四和音

コード名構成音読み方
ルート3度
4度
5度7度
6度
テンション
□61356シックス
□7135♭7セブンス
□△71357メジャー・セブンス
□m61♭356マイナー・シックス
□m71♭35♭7マイナー・セブンス
□m△71♭357マイナー・メジャー・セブンス
□aug713♯5♭7オーギュメント・セブンス
□dim71♭3♭5♭♭7ディミニッシュ・セブンス
□7(♭5)13♭5♭7セブンス(フラッテッド・フィフス)
□7(♯5)13♯5♭7セブンス(シャープド・フィフス)
□m7(♭5)1♭3♭5♭7マイナー・セブンス(フラッテッド・フィフス)
□m7(♯5)1♭3♯5♭7マイナー・セブンス(シャープド・フィフス)

▼テンション・コード

コード名構成音読み方
ルート3度
4度
5度7度
6度
テンション
□6(9)13569シックス(ナインス)
□7(9)135♭79セブンス(ナインス)
□7(♭9)135♭7♭9セブンス(フラッテッド・ナインス)
□7(♯9)135♭7♯9セブンス(シャープド・ナインス)
□7(11)135♭711セブンス(イレブンス)
□7(♯11)135♭7♯11セブンス(シャープド・イレブンス)
□7(13)135♭713セブンス(サーティーンス)
□7(♭13)135♭7♭13セブンス(フラッテッド・サーティーンス)
□△7(9)13579メジャー・セブンス(ナインス)
□△7(♯11)1357♯11メジャー・セブンス(シャープド・イレブンス)
□△7(13)135713メジャー・セブンス(サーティーンス)
□m6(9)1♭3569マイナー・シックス(ナインス)
□m7(9)1♭35♭79マイナー・セブンス(ナインス)
□m7(11)1♭35♭711マイナー・セブンス(イレブンス)
□m△7(9)1♭3579マイナー・メジャー・セブンス(ナインス)

▼その他

コード名構成音読み方
ルート3度
4度
5度7度
6度
テンション
□omit315オミット・サード
□add91359アド・ナインス
□m add91♭359マイナー・アド・ナインス
□sus4145サス・フォー
□7(sus4)145♭7セブンス(サス・フォー)

一覧表は以上です。

説明が後回しになりましたが、この一覧表の「コード名」の欄に書かれた”□”は、ここに「CDEFGABというアルファベットまたはそれに♭か♯が付いたものが入る」ということを意味しています。

また「構成音」の欄に書かれた数字と記号は、それぞれ次の度を表わしています。

♭♭が付くもの♭が付くもの♯が付くもの
1=完全1度
♭3 =短3度3=長3度
4=完全4度
♭5=減5度5=完全5度♯5=増5度
♭♭7=減7度♭7=短7度7=長7度
♭9=短9度9=長9度♯9=増9度
11=完全11度♯11=増11度
♭13=短13度13=長13度


コード名はこれで全部というわけではありませんが、本講座を読み終える頃には、この一覧表にはないコードが出てきても、その構成音はだいたいわかるようになっているはずです。

また音楽のジャンルによっては、この一覧表の中にあるコードのうち、ごく一部を覚えるだけで十分だったりしますので、とりあえず数の多さにめげたりしないで下さい。

補足

一覧表に関することで、いくつか補足をしておきます。

補足1:コード名の別表記

コード名の表記法は、人によって違うことがあります。主なものを示しましょう。

本講座での表記別表記1別表記2
□maj□△
□m□min□-
□dim□m(♭5)□o
□aug□(♯5)□+
□7(♭5)□7(-5)
□7(♯5)□7(+5)□aug7
□7(♭9)□7(-9)
□7(♯9)□7(+9)
□△7□maj7□M7
□m7(♭5)□m7(-5)□Ø
□7(9)□9
□dim7□dim
□add9□add2
□omit3□5

 補足2:度の略記法

度の略記法も、人によって違うことがあります。音楽理論書を読むようになると、次の表の中のP1、m2、M2〜という表記に出会うこともあるかと思います。

本講座での略記別表記1別表記2
完全1度1P1
短2度♭2m2
長2度2M2
短3度♭3m3
長3度3M3△3
完全4度4P4
減5度♭5d5
完全5度5P5
増5度♯5a5
短7度♭7m7
長7度7M7△7
完全8度8P8

※P=Perfect(完全)、M=Major(長)、m=minor(短)、a=augmented(増)、d=diminished(減)

補足3:コード名の呼び方

一覧表にはコード名の読み方も書きましたが、口に出して言う時は、みんなわりと適当だったり、場面によって使い分けたりしています。例を挙げると以下のような感じです。

  • □の読み方は、一覧表では「メジャー」「メジャー・トライアド」と書いているが、実際には□の中に入る文字だけで呼ぶことのほうが多い。(例:C=シー、C♯=シー・シャープ)
  • 「フィフス」「セブンス」「ナインス」「イレブンス」「サーティーンス」は、「ファイブ」「セブン」「ナイン」「イレブン」「サーティーン」と言う人が多い。
  • 「フラッテッド」と「シャープド」は、「フラット」「シャープ」と言う人が多い。
  • □7(9)は、□9と略記されることから、「セブンス(ナインス)」ではなく、単に「ナインス」と言う人が多い。
  • □7を「ドミナント・セブンス」と呼ぶことがある。
  • □m7(♭5)を「ハーフ・ディミニッシュ」と呼ぶことがある。
  • 仲間内の会話では、「そこのコードは、Eマイナーなな(7)のフラットご(5)でしょ」で十分通じたりする。

今日はここまで。次回は「三和音」がテーマです。

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【CONTENTS】
◎コードとは?コード進行とは? 
◎Cの構成音と、いろいろな押さえ方 
◎C6、C7、C△7の構成音と、いろいろな押さえ方 
◎Cメジャー・スケールを覚えよう 
◎ルートとは?度とは? 
◎コードの構成音一覧 
◎三和音とは? 
◎四和音とは? 
◎テンション・コードとは? 
◎omit3とは?add9とは?sus4とは? 
◎分数コードとは? 
◎続・分数コードとは? 
◎コードは平行移動で覚えよう 
◎続・コードは平行移動で覚えよう 
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