チューニング | ギター上達100の裏ワザ:062 チューニング | ギター上達100の裏ワザ:062

チューニング | ギター上達100の裏ワザ:062

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

音感を養うには ➡ 開放弦だけでチューニングする

 ビギナーおよびステージ上では、チューナーを使ってチューニングを合わせても構いませんが、中級クラスになったら、自分の耳でチューニングできるようにしたいものです。その方法は、他の本などに書いてあるので、探せば見つかるでしょう。ここでは、上級コースの話を書きます。

 それは、基準音が決まったあと、開放弦だけでチューニングする耳を持ちたいということです。例えば、5弦を基本とした場合、5弦と4弦開放を“交互に鳴らしたり”、“同時に鳴らしたり”しながら、“4度”という音程差で、綺麗なハーモニーとなるように4弦開放を合わせるわけです。

開放弦でハモらせるのがキモ
開放弦でハモらせるのがキモ

 このように、すべての弦を2本ずつ隣り合った弦の開放で、ハーモニーにしていきます(ちなみに、3/2弦間だけが“3度”です)。

 これは強く意識しなくとも、それなりの耳を持っていれば、さらなる経験で向上していきます。また、相対音感というものを養うことにもつながります。

『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki