9枚目のスタジオ作品『TIGHTROPE』をリリースした9mm Parabellum Bullet。ここではそのレコーディングでも活躍した、菅原卓郎のギター&ペダルをご紹介。『DEEP BLUE』(2019年)制作時から刷新された最新エフェクター・ボードは要チェックだ!
文=編集部 撮影=西槇太一
Guitars
Pedalboard

【Pedal List】
①TC Electronic/Polytune 3(チューナー)
②BOSS/ES-5(プログラマブル・スイッチャー)
③One Control/Pale Blue Compressor(コンプレッサー)
④BOSS/OD-1X(オーバードライブ)
⑤WALRUS AUDIO/Red High Gain Distortion(ディストーション)
⑥Electro-Harmonix/OP-AMP Big Muff (ファズ)
⑦Providence/CHRONO DELAY(ディレイ)
⑧BOSS/RV-6(リバーブ)
⑨Ex-pro/PS-1(パワー・サプライ)
ペダル・トレイン上にコンパクトにまとめられた菅原のボード。
接続順は、①のチューナーから②のプログラマブル・スイッチャーへ。③〜⑦は②のループへとそれぞれ接続されており、②のアウトから⑧のリバーブを通りアンプへ。
なお、9月9日からスタートしたツアーでは、レコーディングで使用したと語るMXRのPhase90(フェイザー)とKeelyのCaverns(ディレイ)が追加されている。

ファズ⑥は『TIGHTROPE』の制作でも使用しているが、レコーディングでLittle Big Muff Piと使い分けていたそうだ。爆音感はLittle Big Muff Piに軍配が上がるが、音が潰れてほしくないフレーズの際は、OP-AMP Big Muffを使用していたとのこと。
以下は取材時に持参してくれた、『TIGHTROPE』のレコーディングで活躍したペダル。

写真左のセイモア・ダンカン製Diamond headは、「Blazing Souls」(2020年)の制作から導入しているペダルで、今作でも幅広く活躍していた。菅原のバッキング・パートで使用することが多かったそうで、滝曰く“かなりコッテリとした歪み”が特徴だという。
右の同社製Vapor Trail Deluxeは、シマーやロータリーなどのトリッキーな空間系エフェクトを組み合わせられるアナログ・ディレイ。今作では「淡雪」、「煙の街」のクリーン・サウンドで、ほかのリバーブ・エフェクトと組み合わせて使用したそうだ。

ギター・マガジン2022年10月号
『レス・ポールの70年』
ギター・マガジン2022年10月号では、誕生から70年が経ったギブソンのレス・ポールを徹底深堀り! また、9mm Parabellum Bullet『TIGHTROPE』の制作やフレーズ・メイクについて、滝&菅原が語ったインタビューも掲載! 本記事とあわせてチェック!
LIVE INFORMATION
9mm Parabellum Bullet presents
「Walk a Tightrope Tour 2022」
9月19日(月・祝)/Zepp Fukuoka
9月23日(金・祝)/仙台 GIGS
10月2日(日)/Zepp Haneda
10月9日(日)/Zepp Sapporo
※チケット等詳細は公式HPをチェック!
9mm Parabellum Bullet公式HP:https://9mm.jp/