第65回:ロー・インピーダンスって何ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第65回:ロー・インピーダンスって何ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第65回:ロー・インピーダンスって何ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第65回:ロー・インピーダンスって何ですか?

ロー・インピーダンスとは、音声信号に対する抵抗値が低い状態のことを指します。エフェクターなどの電源を外部から入力している機器を通過したあとは、基本的にはロー・インピーダンスの信号になります。

ロー・インピーダンスの信号はノイズに強く、複数のエフェクターを経由しても音質劣化しづらいので、かなり強い音声信号というイメージで考えてもらっていいです。それもそのはず、バッファやエフェクターを通った音の正体って、実は電源なんですよね……!

ちょっとイメージしづらいかもしれませんが、エフェクターに入力された信号は、エフェクターの中ではあくまで音の設計図として扱われ、その設計図をもとに、電源から供給されたエネルギーをもとに音を作り出してエフェクターから出力します。音が強い信号になるというのは、そういう仕掛けがあるからです。

ですので、楽器本体に電池を搭載するアクティブ楽器は、楽器内のプリアンプでこの変換(電源エネルギーをもとにした変換)が行なわれているため、出力はロー・インピーダンスになります。エレアコやワイヤレスも同じです。

厳密に言うと、ロー・インピーダンス度合いとしては、ものによっては完全に下がりきっていないという場合もあったりすのですが、分類としてはロー・インピーダンスの出力になります。

バッファーを使用した時のインピーダンスのイメージ

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。