第98回:ハムバッカー/シングルコイル・ピックアップと歪みエフェクターの関係|ギター・エフェクターの基礎知識100 第98回:ハムバッカー/シングルコイル・ピックアップと歪みエフェクターの関係|ギター・エフェクターの基礎知識100

第98回:ハムバッカー/シングルコイル・ピックアップと歪みエフェクターの関係|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第98回:ハムバッカー/シングルコイル・ピックアップと歪みエフェクターの関係

ギターに搭載されてるピックアップには、”シングルコイル”と”ハムバッカー”という大きく2つのタイプがあります。シングルコイルは“ジャキ”っとしたキレのある音がするのに対し、ハムバッカーは太い音がします。どちらも個性があって魅力的なサウンドです。

これらのピックアップと歪みエフェクターの関係を考えるうえで重要になるのは、”ピックアップの出力”です。一般的にシングルコイルよりもハムバッカーのほうが出力する音量が大きいです。歪みエフェクターは入力された信号の音を増幅させて歪みを生み出すため、同じエフェクターのセッティングでも出力が大きいハムバッカーのほうが歪み量が増えます。

なので、同じセッティングでも接続するギターや搭載しているピックアップの出力によって音作りのアプローチが変わってくるのが、エフェクターの奥深さだと感じます。

エフェクターのセッティングは、そのピックアップやギターが得意とする部分を強調する形で調整すると、よりコンセプトが明確な音になります。特にトーン調整とゲイン量の設定がポイントです。楽器側のボリュームを絞ると歪み量が減り、加えて音が少し落ち着くので、そのあたりも加味しながらエフェクターやアンプの音作りを考えていきましょう!

ハムバッカー・ピックアップ
ハムバッカー・ピックアップ
シングルコイル・ピックアップ
シングルコイル・ピックアップ

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。