ニュージーランド・オークランド出身の4人組ロック・バンド、ザ・ベス(The Beths)が4thアルバム『Straight Line Was A Lie』を引っ提げ、2026年2月に東京(渋谷WWW X)と大阪(Yogibo META VALLEY)で初来日公演を行なった。本記事では、ジョナサン・ピアース(g)がライブで使用したアンプと、本国ニュージーランドで愛用しているアンプを、本人のインタビューとともにご紹介しよう。
取材・文=小林弘昂 通訳=トミー・モリー 機材撮影=星野俊
Jonathan Pearce’s Amplifiers
VOX / AC30CC2×2

サウンドを広げる
AC30の2台鳴らし
ジョナサンが日本でレンタルしたアンプは2台のAC30CC2。エフェクトをステレオで鳴らすためにどちらも同時に出力している。
リハーサル前での撮影だったため、ノブはセッティングされていなかった。どちらもNORMAL chのLOWにインプットしており、アンプはクリーンの状態だと思われる。
ニュージーランドではFountainのThunderbird 55とJansenのBassman 50 Combo、アメリカではVOX AC15HW1Xとフェンダー’68 Custom Deluxe Reverbでライブを行なっているとのこと。
Interview
JansenのBassmanは簡単に歪むから、
レコーディングではかなり使った。
ライブではどんなアンプを使っていますか?
VOXのAC30を2台使っている。それとAC15もけっこう好きで、特にCelestionの青いスピーカーが載っているのが良いんだよね。アメリカにはそのAC15を1台置いていて、ステレオでエフェクトを鳴らす用にフェンダーのDeluxe Reverbもよく使っているよ。68年リイシューの’68 Custom Deluxe ReverbでCelestionのスピーカーが載っているんだけど、本当はJensenのスピーカーのほうが好みなんだ。
『Straight Line Was A Lie』のレコーディングでは何を使いましたか?
FountainのThunderbirdとJansenのBassmanというアンプを使った。どっちもニュージーランド製のアンプだね。
どちらのアンプも日本ではほとんど見かけません。
1960年代初頭にニュージーランドで作られたものなんだ。(スマホで写真を見せてくれる)これはレコーディングの時の写真だよ。ビーチ沿いの家でレコーディングしたんだ。アメイジングだったね。
とてもキレイな場所ですね。
すごく良い場所だったよ。ここは友人の家で、レコーディングで使わせてくれたんだ。オレの小さなアンプと、リズが使ったJC-120がソファのうしろに置いてある。スタジオ機材的なものはキッチンに置いていたよ。小さいトラックを借りてオレのスタジオの機材を全部運んで、1週間レコーディングしたんだ。
『Straight Line Was A Lie』でのあなたのギター・サウンドは、ニュージーランド製のアンプで録音されたんですね。
JansenのBassmanは簡単に歪むから、レコーディングではかなり使ったね。ボリュームを上げるだけで良い感じになるんだ。それとFryetteのキャビネットも使っていて、これのおかげでけっこうな音量が出せるんだよ。
あともう1台よく使うアンプがあってさ。それもニュージーランド製の古いアンプなんだけど、あまり歪まないタイプなんだ。だからそれを使う時は前段にペダルをつなぐことが多い。Analog.ManのKing of Toneみたいなオーバードライブなんだけど、King of Toneのクローンで偽物なんだ(笑)。ギター・ソロではいつもProCoのRATを踏んでいるよ。
2026年2月24日(火)渋谷WWW X
【Setlist】
01. Straight Line Was A Lie
02. No Joy
03. Silence Is Golden
04. Future Me Hates Me
05. Metal
06. Til My Heart Stops
07. Mother, Pray For Me
08. Out Of Sight
09. Not Running
10. Head In The Clouds
11. Mosquitoes
12. Roundabout
13. Jump Rope Gazers
14. Little Death
15. I’m Not Getting Excited
16. Expert In A Dying Field
-Encore-
17. Take
作品データ

『Straight Line Was A Lie』
ザ・ベス
ANTI- / SILENT TRADE
STCD-0021
2025年8月29日リリース
―Track List―
01. Straight Line Was A Lie
02. Mosquitoes
03. No Joy
04. Metal
05. Mother, Pray For Me
06. Til My Heart Stops
07. Take
08. Roundabout
09. Ark Of The Covenant
10. Best Laid Plans
―Guitarists―
エリザベス・ストークス、ジョナサン・ピアース
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