岸田繁とくるりとギター。
くるりの音楽を思い浮かべた時、皆さんの脳内にはどんな音が鳴り響くだろうか。美しいオーケストラ? トランペットなどの管楽器? はたまたエレクトロニック・サウンドや民族楽器の響き? 人によってそれぞれだろうが、本誌は声高に言わせてもらおう。
くるりの音楽はずばり、ギターだ!!!!
七色のサウンドを持つくるりの中で、これまた七色の表現で魅せるギター・サウンドこそがくるりの肝なのである。
トリオ編成の原点回帰的な新作『感覚は道標』、およびその制作を追った『くるりのえいが』も、彼らがギター・バンドであることが改めて伝わる内容だった。
くるりのギタリスト=岸田繁は、シンガー&ソングライターとしての側面に光が当たりがちだが、1人のギター弾きとしても確固たる存在感を持つ人物である。独自のコード・ワークによるバッキング然り、ロック・スピリット満載のリード・プレイ然り……。そんな岸田の演奏が、くるりをずっと躍動させ続けてきたのだ。
そこで今回は、岸田とくるりのギターを徹底的に掘り下げる初の表紙巻頭特集をお届けする。シンガーでもソングライターでもなく、「ギタリスト=岸田繁」のみに焦点を当て、多方面から迫ってみよう。
INTERVIEW 1 ギタリスト、岸田繁の歩みとその美学。
INTERVIEW 2 新作『感覚は道標』が示した原点回帰的進化。
INTERVIEW 3 くるり全14作品セルフ・ギター・レビュー!
くるりのギター・プレイ、徹底分析。
くるり岸田繁のギア大博覧会。
岸田繁が選ぶギタリスト、この100人
Message for Shigeru Kishida
- 山内総一郎(フジファブリック)
- 奥田民生
- 松本大樹
- 高田漣
- 藤井一彦(THE GROOVERS)
- はっとり(マカロニえんぴつ)
特別付録小冊子
岸田繁監修 くるりソングブック(※電子版には付属しません)
<掲載曲/全10曲>
- 「東京」
- 「虹」
- 「青い空」
- 「ワンダーフォーゲル」
- 「ばらの花」
- 「ハイウェイ」
- 「ロックンロール」
- 「さよならリグレット」
- 「Remember me」
- 「琥珀色の街、上海蟹の朝」
FEATURED GUITARIST
キース・リチャーズ
INTERVIEW & GEAR
- 川谷絵音&長田カーティス(indigo la End)
- 立石凛&青木陽菜(MyGO!!!!!)
INTERVIEW
- ネルス・クライン(ウィルコ)
GM SELECTIONS(※電子版には掲載されません)
- 「トドメの一撃 feat. Cory Wong」/Vaundy
PICK UP
- Fender Tone Master Pro
- ラリー・ディマジオ
- CASIO DIMENSION TRIPPER × 岡田拓郎
and more!
- 定価1,485円(税込)
- 品種雑誌
- 仕様A4変形判
- 発売日2023-11-13