ブースターとして、そして時にはメインの歪みとして……言わずと知れたオーバードライブ・ペダルの大定番、BOSSのSD-1。ギタリストならば誰もが一度は鳴らしたことがあるのでは? 本特集ではそんなSD-1のセッティング術を6人のプロ・ギタリストに聞き込んでみた。ぜひSD-1とギターを持ってスタジオへ行き、それぞれのセッティングを試すべし!
取材・文=井戸沼尚也 機材写真=星野俊
SD-1の基礎知識
![](https://guitarmagazine.jp/wp-content/uploads/2020/09/2020_0908_boss_sd1_0_002-630x1024.jpg)
BOSS製コンパクト・エフェクターの初号機であるOD-1の回路を継承し、そこにTONEノブが追加された形で1981年にリリースされたSD-1。スムーズでマイルドな歪み、そして高域と低域が適度に抑えられたミッド・レンジの存在感が最大の魅力だ。真空管アンプへのブースターとして高い評価を得る一方、用途によっては十分にメインの歪みとしても活用できるなど、対応幅は非常に広い。価格は5,000円。
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