“神はサイコロを振らない”のギター・ボーカル、柳田周作の使用ギター、エフェクター、アンプを紹介! 2023年9月のライブ・リハーサル時に撮影した機材で、同年10月から開催する全国ホール・ツアー“心海パラドックス”でも使用予定とのこと。
取材/文=伊藤雅景 写真=星野俊
柳田周作の使用ギター
Fender/American Deluxe Telecaster
“神サイ”の初期から柳田を支える“じゃじゃ馬”なテレキャスター
バンドの結成当初に購入した、2013年製のAmerican Deluxe Telecaster。6連のブリッジ・サドルやボディ裏のコンター加工など、モダンなスペックが盛り込まれた1本だ。フロント・ピックアップが当初搭載されていたフェンダーのノイズレス・ピックアップから、別のフェンダー製のもの(型番は不明)に交換されている。これにより“じゃじゃ馬な音がするテレキャスターになった”そう。
ギター・ソロではフロント・ピックアップを使うが、そのほかではセンターをメインで選択。また、トーン・ノブは常にマックスの状態だが、ボリューム・ノブは楽曲のテンションに合わせ都度調節している。チューニングはセットリストによってレギュラーとドロップDのどちらかにセッティング。
柳田周作のペダルボード

【Pedal List】
①SHURE/SLXD4(ワイヤレス・レシーバー)
②peterson/STROBOSTOMP HD(チューナー)
③BOSS/DS-1X(ディストーション)
④Shigemori/RUBY STONE(ディストーション)
⑤BOSS/DD-500(ディレイ)
アンプの上にテープで固定されている柳田のペダルボード。オン/オフの操作は、本人またはテックが行なう。
ギターの信号はワイヤレス・レシーバー①を経由後、②〜④を番号順に通過しアンプのインプットへ向かう。⑤のディレイはアンプのセンド/リターンに接続されている。
④のオーバードライブは常にオンの状態で、セットリストによっては柳田がライブ中にツマミを操作することもあるそうだ。
⑤のディストーションは、新作『心海』に収録された「修羅の巷」でのみ使用するペダルで、同曲のレコーディングでも本機が活躍した。
アンプのセンド/リターンに接続されたディレイ⑤は、DUALモードでショート・ディレイ(time=100msec)、SLOW ATTACKモードはロング・ディレイ(time=307msec)を設定し使用している。
柳田周作の使用アンプ
Fender/Super Sonic 60

ずっしりとしたコード・バッキングを演出する60Wコンボ
柳田のメイン・アンプは60Wのコンボ・アンプ、フェンダーSuper Sonic 60。スピーカーには、セレッションのVintage 30が1基マウントされている。ライブで使用するチャンネルはVINTAGEで、モードはBASSMANを選択。以前はVIBROLUXモードがメインだったが、“BASSMANのほうがボトムがしっかりしている”ため変更したという。なお、BURNチャンネルを使うことはないそうだ。