dragonfly/BC CUSTOM TT 大渡亮が国産ブティック・ギターを一挙試奏! dragonfly/BC CUSTOM TT 大渡亮が国産ブティック・ギターを一挙試奏!

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dragonfly/BC CUSTOM TT 大渡亮が国産ブティック・ギターを一挙試奏!

国産ブティック・ギター・ブランドのビルダーや仕掛け人たちに、音楽的なルーツやギター製作の哲学を聞いた『にっぽんのエレキ人 2026』では、各ブランドのオリジナル・ギター18本をDo As Infinityの大渡亮が徹底試奏! その試奏部分をWEBでもお届けしよう。今回はdragonflyのBC CUSTOM TT。

取材/文=鈴木伸明 撮影=星野俊 デザイン=須藤廣高

dragonfly/BC CUSTOM TT

【Specifications】⚫︎ボディ:アッシュ、フレイム・マンゴー(トップ) ⚫︎ネック:ハード・メイプル ⚫︎指板:パーフェロー ⚫︎フレット:24(トゥルー・テンペラメント・システム) ⚫︎スケール:648mm ⚫︎ピックアップ:ドラゴンフライDHFS-8N(フロント)、同DFS-1R(センター)、同DHFS-8B(リア) ⚫︎コントロール:ボリューム、コイル・タップ・スイッチ、ハイ/ローパス・フィルター、5ウェイ・ピックアップ・セレクター ⚫︎ブリッジ:ゴトー510TS(スティール・ブロック) ⚫︎ペグ:ゴトーSG381-07M ⚫︎価格:オープンプライス(市場実勢価格:660,000円前後)

美しい和音を生み出す“究極の平均律”チューニング

 プロ・ギタリストから絶大な支持を得ているドラゴンフライは、ハリーズエンジニアリングが手がけるギター・ブランドである。1996年に工房を立ち上げ、1998年からオリジナル・モデルの本格的な販売を開始。現場のミュージシャンの声を取り入れて、レコーディングやライブで求められる実用性の高い楽器を作り出してきたことが特徴だ。特にB6、666など、ロング・スケールの独自設計モデルは絶大な信頼を集めてきた。

 今回試奏したのは代表的なモデルBORDER BC CUSTOMに、True Temperamentフレット・システムを搭載した1本。通常のフレットでは補正しきれていない”究極の平均律”を追求する理論から生まれたもので、正確な音程感と澄んだ和音感を生み出せる。スケールは648mm。ボディ・バックにアッシュ、トップには珍しいマンゴー材を採用しており、非常に軽量に仕上げられている点にも注目したい。

Builder’s Voice

戸谷 達明 今回の企画のために作った1本で、True Temperamentフレット・システムを搭載しています。2023年にスウェーデンの開発元を訪ねて導入を決めました。平行フレットではなく、648mmスケールの中で究極の平均律の追求し、厳密に計算し形状成形したフレットを配置するシステムです。バック・トラックに合わせる仕事など、高いピッチ精度のこのギターの需要は、今後ますます増えていくと思っています。

Owatari’s Impression
このピッチ感に慣れたら戻れなくなりそう……

大渡亮 ボディ・トップはフレイム・マンゴーで、パッと見た瞬間にカッコいいなと思いました。そして何よりもこのフレットがすごいですね。このTrue Temperamentフレットは初体験です。まだ慣れないので指板を見ながら弾くと不思議な感覚ですが、指は普通のギターと変わない感覚で弾けます。チョーキングもまったく違和感なし。そしてハイ・ポジションに行くと、音程が安定していることがより実感できますね。

 ギターとしても、サステインもあるので弾きやすいですし、軽いのも魅力的です。ピックアップはオリジナルだそうで、ガッツのある音が出ますね。リアはレス・ポール風のヘヴィなサウンドも出せるし、フロントも粘りのある太いトーンです。センターはクリーンで使いたい印象ですね。サウンド的には王道のビンテージ・トーンで、すごくいいと思います。とにかくピッチが正確だと頼りがいがありますね。このギターに慣れたら、ほかが弾けなくなってしまうかもしれません。

Brand Information

ブランド設立:1996年
所在地:東京都青梅市
問い合わせ:info@harrysjp.com
公式HP:www.dragonflyguitarworks.com

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