2026年3月26日(木)に新宿LOFTで開催されたギター・マガジン主催のライブ・イベント『TIME TO FUZZ Vol.2』。ストレイテナーとNELKEが出演した。本記事では、NELKEのRIRIKO(vo,g)が本イベントで使用した3本のギターを、本人の解説とともにご紹介。
取材・文=小林弘昂 機材撮影=西槇太一
RIRIKO’s Guitars
2024 Fender
Chris Shiflett Cleaver Telecaster Deluxe
新たなメインは
クリス・シフレットのシグネチャー・モデル
以前はHISTORYのTLタイプを愛用していたRIRIKOだったが、現在はフー・ファイターズのギタリスト、クリス・シフレットのシグネチャー・モデルをメインで使用している。見た目に惹かれて購入したとのこと。
ピックアップはCustom Chris Shiflett “Cleaver” Noiseless CS-90を2基搭載。伊藤雅景のサウンドとの被りを考慮し、フロント・ポジションを選択している。RIRIKO曰く、“ブリッジ・ミュートのズンズンした感じが出てくれるので、ロックで太い音が必要な曲で使っています”。
弦はD’AddarioのEXL116 Medium Top/Heavy Bottom (.011〜.052)で、チューニングは半音下げにセッティング。
使用楽曲(2026年3月26日@新宿LOFT)※全弦半音下げチューニング
- 「花図鑑」
- 「裂いて」(Capo 1)
- 「SAD AND BEAUTIFUL WORLD」(Capo 4)
- 「バイバイアクター」
- 「ステレオタイプヒロイック」
- 「カレンデュラ」(Capo 3)
Red House Guitars
Custom THIN Type

メンバーのアイディアを集約した
オリジナル・ギター
2025年にRed House Guitarsで製作された、RIRIKOのカスタムTHINタイプ。昨年、伊藤雅景、Kei(d)、タケダ トシフミ(b)の3人がRed House Guitarsの工房に足を運んだ際にRIRIKOのギターを製作してもらえることになり、その場で3人がRIRIKOの好みなどを反映したスペックでオーダーした1本。
そのためスペック的にはおまかせだが、製作に際してRIRIKOは“自分の好きなバッキングの音は弦が全部見えたり、コード感が見えるもの”ということを工房に伝えており、それを考慮して作られているのはと話していた。
ピックアップは、温かみがあるというフロントを選択。
“このギターは立ち上がりが速くて、すぐに音が出てくれるので、わりとインパクトが欲しい曲で使う”とのことで、この日はオープニングの「ロリポップサイダー」と「燻る」で使用された。
使用楽曲(2026年3月26日@新宿LOFT)※全弦半音下げチューニング
- 「ロリポップサイダー」(Capo 2)
- 「燻る」(Capo 1)
Moon Guitars
Reggae Master

「Incarnation」専用の
P-90搭載器
「Incarnation」で使用されたのは、ローディーから借りているというMoon GuitarsのReggae Master。
「Incarnation」は指でアルペジオを弾くため、立ち上がりが速かったり、太すぎる音が出るギターだと浮いてしまうそうで、現状は本器のサウンドがちょうどいいとのこと。
使用楽曲(2026年3月26日@新宿LOFT)※全弦半音下げチューニング
- 「Incarnation」(Capo 2)
Picks

ピックはMASTER 8 JAPANのINFINIX-U + Hard Grip – TRIANGLE(0.73mm)を愛用。
Interview
フェンダーのサイトを見て
“かっこいい!”と思って(笑)。
ギターが一新されていますが、まずはRed House Guitarsのオリジナル・モデルの詳細から教えてください。
今日は「ロリポップサイダー」とかで使います。去年のクリスマス・イブに届いて、今年1月のZepp DiverCity公演から使い始めました。
購入の決め手は?
作ってもらったものなんです。私は行けなかったんですけど、NELEKのメンズ3人がRed House Guitarsの工房に遊びに行った時に、“ギター・ボーカルの人のギターも作るよ!”と言ってもらったみたいで、みんなが“RIRIKOは水色が好きだから水色で!”とか、“THINタイプを持ったらかっこいいんじゃないか?”とか、いろいろと汲んでくれたみたいで(笑)。ありがたいです。
リア・ピックアップの向きが逆になっているところも、おまかせですか?
そうですね。工房の方に、“自分の好きなバッキングの音は弦が全部見えたり、コード感が見えるもの”ということだけは伝えていて、そういう音が出るように調節していただいているんじゃないのかなと思います。
ライブで、ピックアップはどのポジションを使いますか?
たまにミックスになったりするんですけど、今はフロントですね。リアは“チャリン”としたところが目立って、まだ使いこなせてなくて、フロントのほうがバッキングっぽい温かみが出てちょうどいいなと思っています。このギターは立ち上がりが速くて、すぐに音が出てくれるので、わりとインパクトが欲しい曲で使うんですよ。
メインのクリス・シフレット・モデルを導入したキッカケは?
私がフェンダーのサイトを見て、“かっこいい!”と思って(笑)。仮にこのギターを持ったとして、“雅景さんのギターと合うのかな?”と聞いてみたら、“良い選択だと思う”という返事をもらったので購入しました。ブリッジ・ミュートのズンズンした感じが出てくれるので、ロックで太い音が必要な曲で使っていますね。
このギターは、どのピックアップ・ポジションを使っていますか?
ミックスですね。リアだとリード・ギターのフレーズと被っちゃうのかなと思って。リード・ギターが抜けてきてほしいので、バッキング然とした音が出せるようにしています。
最後に、Moon GuitarsのReggae Masterの使い方を教えてください。
「Incarnation」という1曲のために使います。その曲は指でアルペジオを弾くので、立ち上がりが速かったり、太すぎる音が出ちゃうと浮いたりするので、今のところこれがちょうどいいんですよ。ファンの方からは、“このギターが出てきたら「Incarnation」」だ!”みたいにバレちゃってます(笑)。
Reggae Masterは、いつ手に入れたんですか?
ローディー君からお借りしているもので、去年の3月の恵比寿LIQUIDROOMのライブから使っていますね。レギュラー・メンバーにするのは申し訳ないなと思ったんですけど、ずっと貸してくれるみたいで、そのまま借りてます(笑)。
2026年3月26日(木)新宿LOFT
【Setlist】
01. ロリポップサイダー
02. 燻る
03. 花図鑑
04. punk town
05. 裂いて
06. SAD AND BEAUTIFUL WORLD(cover)
07. バイバイアクター
08. ステレオタイプヒロイック
09. カレンデュラ
10. Incarnation
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