ギター・マガジン 2020年10月号 ギター・マガジン 2020年10月号

ギター・マガジン 2020年10月号

特集:’70s BLUE NOTE
70年代ブルーノートと
クロスオーバー前夜のギタリスト

ギター・マガジン2020年10月号の特集は、’70s BLUE NOTEです。昨年、創立80周年を迎えたブルーノートの“70年代”(クロスオーバー前夜!)に注目しました。ここではギター・マガジン編集部員が、本誌のオススメ・ポイントを紹介します!

1970年代、ブルーノート・レーベルは
こんなにもメロウでファンキーだったーー。

世界最強のジャズ・レーベル、と言っても過言でないブルーノートは、2019年に創立80周年を迎えました。“これは是が非でも祝わねば!!”と我々がギター的に注目したのは、ブルーノートの70年代。

拠点をNYからLAに移転したあと、通称BN-LAと呼ばれる時代になります。

70年代と言えば、ロックの台頭やソウル・ミュージックの流行、さらにはマイルスの電化も相まって、ジャズ・ギタリストたちは急速なエレクトリック化を余儀なくされます。彼らの試行錯誤が、のちの“クロスオーバー/フュージョン”に結実……するのですが、その前夜とも言えるBN-LAの諸作を聴いてみるとーー超ファンキーかつメロウなギター・プレイがくり広げられているじゃないか!!

その楽曲を彩ったのは、デヴィッド・T.ウォーカー、リー・リトナー、ラリー・カールトンを始めとする、数多くの一流ギタリストたち。

彼らの “新時代の音を作ってやる!”という気概のこもったプレイの数々は大興奮必至です。特にデヴィッド・Tにいたっては、もう偉大過ぎて……彼ひとりの章を立てて紹介しちゃいました!

もしかしたら、“ジャズ”と聞くとハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。が、70年代のブルーノートにはそんな心配はご無用。むしろロック・ファンにもおススメです。なぜかと言えば、作品数こそは少ないですが、トミー・ボーリン(ディープ・パープル2代目ギタリスト)やロビー・クリーガ—(ドアーズ)もBN-LAで弾きまくっているのだから!

そんなこんなでさっそく、ギタマガ渾身のBN-LA特集の内容をちょっとだけ紹介しちゃいます! あ、実は本特集と連動したコンピCDも作ったので、そちらもぜひゲットして下さいね!

【第一章】ブルーノートで新時代を模索した、
クロスオーバー前夜のギタリストたち

BN-LA時代に活躍したギタリストを一挙18人掲載(まだまだいるのですが)! 各ギタリストの参加アルバムや激アツなフレーズを紹介しています。ギタマガ監修のコンピCDに収録された曲も参考に譜面化しているので、聴きながら読むともっと記事を楽しめますよ。

■Blue Note Hits A New Note ~ギタリストによる証言~ リー・リトナーの場合

第一章で紹介したリー・リトナーに直撃インタビューしました。言わずもがなフュージョン/クロスオーバーにおける第一級のギタリストですが、彼もまたBN-LA時代に新たな音を模索したのです。当時の制作背景、ギター・プレイやサウンド作りなど、貴重な話を聞きました。

【第二章】デヴィッド・T.ウォーカー
BN-LAに刻んだ偉業

第二章はデヴィッド・T.ウォーカーに大フィーチャー! ジャクソン5を始め、70年代はいたるところで大活躍のレジェンド・ギタリストですが、BN-LA時代の参加アルバム数もダントツ。ちなみに、カールトンとのコンビで挑んだソウル・ジャズの傑作、マリーナ・ショウの『Who Is This Bitch, Anyway?』もBN-LA作品なのです。当時を語ったインタビューも必読!

【THE INSTRUMENTS】
ワンランク上のシールド・ケーブル徹底試奏!

何を選べば良いのか迷いがちなシールド・ケーブル。そこで編集部は “ワンランク上”の音作りができるものを集めてみました。試奏はカーネーションや中村佳穂など、数々のサポートで活躍する西田修大。自分のギターにピッタリのシールドを見つけてみては?

ギター・マガジン 2020年10月号
  • 定価本体800円+税
  • 品種雑誌
  • 仕様A4変形判
  • 発売日2020-09-12