Suspended 4thのサワダセイヤが愛用するギター&ペダルボードを紹介! キレのあるカッティングやロックなリフなど、無骨なプレイが魅力のサワダだが、使用機材の選定基準も“弾いてみてグッと来るか来ないか”と男らしい。そんな彼のお眼鏡にかなった機材たちを見ていこう。
文=編集部 写真=小原啓樹
Guitar
Gibson/1958 Les Paul Junior
メンバーから譲り受けたサワダのアイコン
ワシヤマカズキとデニス・ルワブ(d)に、“澤田さんはこれが似合う”と突然渡されたという1958年製レス・ポール・ジュニア。現在もサワダの絶対的メインであり、アイコンともなっている1本だ。
出力が高くボリュームをフルにすると音が暴れてしまうため、基本的には少し絞った状態で使用する。改造点はネック側のストラップ・ピンが6弦側ホーン部に移設されている程度。
また、『Travel The Galaxy』のレコーディングでは様々なビンテージ・ギターを試したというが、最終的にこのレスポール・ジュニアに戻ってくることが多かったそうだ。
Pedalboard

【Pedal List】
①Zahnrad/INVERSION(ディストーション)
②nature sound/40000pre(プリアンプ)
③Guyatone/Cry-Max(ワウ)
④HAO/Rust Booster II(オーバードライブ)
⑤nature sound製ABボックス
⑥Third Man/Triplegraph Pedal(デジタル・オクターブ・ペダル)
⑦EarthQuaker Devices/Data Corrupter(ハーモナイザー)
⑧Electro-Harmonix/POLY CHORUS(コーラス)
⑨Visual Sound/Dual Tap Delay(ディレイ)
⑩BOSS/DD-6(ディレイ)
⑪nature sound製ABボックス
⑫PETERSON/Strobo Stomp 2(チューナー)
⑬nature sound製パワー・サプライ
⑮nature sound製バッテリー・サプライ
岐阜県にある“音の樹工房”が手がけるnature sound/Zahnradのカスタム・モデルを中心に、個性的なエフェクターが並ぶサワダのライブ用ペダルボード。
接続順は彼らの楽曲がモデル名となったディストーション①から入り、ABボックス⑤まで番号のとおり。⑤の片方は⑥へと進み、⑥のセンド/リターンには⑦⑧を接続。⑥のアウトから⑨⑩を経由してABボックス⑪から2台のアンプへ振り分けられている。
また、⑤のもう片方のチャンネルはチューナー⑫へ。チューニング時はミュートされることに加え、チューナーのバイパス音の影響も受けないシステムだ。
軸となっているのはやはりnature sound/Zahnrad製のペダルで、①は彼らの楽曲「INVERSION」で使われたファズにゲート機能を加えた製品版、②はベーシストのフクダヒロムと同ブランドが共同開発したプリアンプ。フクダのハリのあるベース・サウンドを実現するための味付けは、サワダのカッティングなどにも合うのだろう。
ちなみに、『Travel The Galaxy』のレコーディングでは、Sobbatの DRIVE Breaker DB-2(ディストーション)も活躍したそうだ。