この連載セミナーでは、ギターを始めたばかりの人や、ギターは弾くけどコードにはまったく弱いという人を対象に、ギター・コードに関するごく初歩的なことや、その効率的な覚え方を説明していきます。
この講座を読み終える頃には、コードに関して悩むことが、ほとんどなくなるでしょう。また、ギターの教則本や音楽理論書に書かれていることも、ずっと理解しやすくなっているはずです。
<本講座に登場するおもな用語とテーマ>
コード/コード進行/コード名/コードの構成音/色々な押さえ方/メジャー・スケール/ルート/度/三和音/四和音/テンション・コード/omit3/add9/sus4/分数コード/コードの平行移動/指使い/Fコードの攻略法/ミュートのやり方/コード・フォームの作り方/ダイアトニック・コード/トニック/サブドミナント/ドミナント/ドミナント・モーション/セカンダリー・ドミナント/ローマ数字でコードを表わす方法/ツー・ファイブ/コード進行アレンジ術
文・図版作成=ギター・マガジン編集部
Contents
コードとは?コード進行とは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第1回
本講座の目標は「コード名の意味がわかる」、「簡単なコードならすぐに押さえ方がわかる」、「複雑なコードでも自分で作れるようになる」の3つです。まずはコード、コード進行、コード名という用語の意味から説明します。
Cの構成音と、色々な押さえ方
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第2回
「Cという名前のコードになぜ複数の押さえ方があるのか?」、「押さえ方がまったく違うのに、なぜコードの名前が同じCなのか?」という初心者が抱きがちな疑問を解消します。
C6、C7、C△7の構成音と、色々な押さえ方
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第3回
C6、C7、C△7という3つのコードを覚えましょう。すでに学んだCコードの構成音についての知識が、ここでさっそく役立ちます。
Cメジャー・スケールを覚えよう
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第4回
Cメジャー・スケールを覚えると、コードのことがとてもよくわかるようになります。そのCメジャー・スケールの実体は何かというと、単なるドレミファソラシドです。
ルートとは? 度とは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第5回
コードというものを理解するために必須の知識といえる「ルート」と「度」について解説します。
コードの構成音一覧
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第6回
コードの構成音を「ルート」と「度」で把握していくと、複雑なコードでも簡単に覚えられるようになります。ここではさまざまなコードの構成音を一覧表でお見せします。
三和音とは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第7回
三和音(トライアド)は構成音が3つのコードです。メジャー・トライアド、マイナー・トライアド、オーギュメント・トライアド、ディミニッシュ・トライアドの4種類があります。
四和音とは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第8回
四和音は4つの構成音で出来たコードです。その構成音は基本的に三和音(トライアド)に6(長6度)、♭7(短7度)、7(長7度)のいずれかを足したものとなります。
テンション・コードとは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第9回
テンション・コードとは、テンション・ノート(tension note)と呼ばれる音が追加されたコードのことです。たいていのものは四和音を土台としています。
omit3とは? add9とは? sus4とは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第10回
コード名に“omit”、“add”、“sus”という少し変わった文字が入ったコードについて説明します。これらのコードは、ある特徴的な使われ方をすることが多いので、そのコード進行例も紹介します。
分数コードとは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第11回
「分数コード」のコード名は、C/GやC/B♭など分数のように表記されます。分子にあたる部分に書かれているのが基本的なコード名で、分母にあたる部分に書かれているのがベース音の音名を表わしています。
続・分数コードとは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第12回
分数コードは、それ単体で弾いてみても一体何の役に立つのかがわかりにくいものです。そこでコード進行の中で分数コードが使われている例をいくつか紹介します。
コードは平行移動で覚えよう
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第13回
ギターで何かのコードを押さえて、その形のまま指板上を平行移動させると、コード名が別のものに変わります。「なぜ変わるのか?」、「どう変わるのか?」といった基礎的なことから説明します。
続・コードは平行移動で覚えよう
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第14回
メジャー・トライアドとマイナー・トライアドの色々な押さえ方を、それぞれのフォームの平行移動で見つける方法を紹介します。
フレット数の書かれていないコード・ブック
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第15回
本講座をここまでお読みいただいた方に、「コード・タイプ別フォーム一覧」……別名「フレット数の書かれていないコード・ブック」をお届けします。
続・フレット数の書かれていないコード・ブック
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第16回
「コード・タイプ別フォーム一覧」の利用上の注意点について説明します。
コードを押さえる時の指使い
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第17回
あるコードを押さえる際にどの弦をどの指で押さえるか?といったことを少々掘り下げて解説します。
続・コードを押さえる時の指使い
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第18回
コードを押さえる時の指使いについて、Eフォームを中心にさらに詳しく説明します。
Fコードの押さえ方と攻略法
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第19回
ギター初心者の誰もがつまずく、難関のFコードを楽に押さえられるようになるためのコツを、10項目に分けてじっくりと解説します。
ミュートのやり方
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第20回
鳴らしてはいけない弦をミュート(消音)する方法について、具体的な例を挙げて詳しく紹介します。
続・ミュートのやり方
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第21回
ギターでコードを弾く時に、なぜミュートが必要になるのか? その理由を、1.コードの構成音以外の音を鳴らさないため、2.ベース音をコードのルートにするため、3.自分の望む響きにするため、の3つに分けて解説します。
コード・フォームを自分で作る
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第22回
単純なコードを変化させて別のコードのフォームを作る方法を紹介します。これを覚えるとコードブックを見る必要はもうなくなります。
続・コード・フォームを自分で作る
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第23回
Cのハイ・コードを出発点とし、C→Cm→Cm7→Cm7(9)という順に徐々に複雑なコードへと変化させていく方法を説明します。
自分独自のコード・フォームを作る
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第24回
自分でまったくのイチからコード・フォームを作る方法を紹介します。この方法を覚えると、コード・ブックには載っていないような自分独自のフォームを作ることもできるようになります。
コードの構成音を指板上で素早く見つける方法
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第25回
自分が作ろうとしているコードの構成音が、ギターの指板上のどの位置にあるかをすぐに見つけるコツを紹介します。
ダイアトニック・コードとは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第26回
これまではコード単体の仕組みについて話してきましたが、ここかは「コード進行」をテーマにします。まずはダイアトニック・コードとは何か?という話から始めましょう。
トニック、サブドミナント、ドミナントとは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第27回
トニック、サブドミナント、ドミナントは、コード進行というものを理解する上でとても役立つ概念ですが、なかなかわかりにくいものでもあります。そこでこの概念を、公園の滑り台に例えて感覚的に説明します。
続・トニック、サブドミナント、ドミナントとは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第28回
ダイアトニック・コードはトニック、サブドミナント、ドミナントの3種類に分類できます。そしてこれらの組み合わせによるコード進行も紹介します。
ドミナント・モーションとは?
初心者集まれ!指板図くんのギター・コード講座 第29回
「ドミナント・モーション」について、G7とCを例にしてシンプルに説明します。読み終わった時に「なーんだ、そんなことか!」と思っていただければラッキーです。
セカンダリー・ドミナントとは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第30回
「セカンダリー・ドミナント」は、曲のコード進行を作る上でとても役立つものです。ギターで弾きやすいコードを例にして解説します。
マイナーのダイアトニック・コードとは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第31回
3つのマイナー・スケールから導き出される3通りのダイアトニック・コードはそれなりに複雑なのですが、それを極力単純化して説明します。
コード進行をローマ数字で表記する方法について
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第32回
コード進行は「I-VIm-II-V7」などのようにローマ数字を使って表記されることがあります。このローマ数字の意味について解説します。
ツー・ファイブとは?
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第33回
コード進行についての解説が載っている教則本には、必ずといって良いほど「ツー・ファイブ」という言葉が出てきます。このツー・ファイブを覚えることで、コード進行のバリエーションがかなり増やせます。
最終回:コード進行アレンジ術
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第34回
これまでに覚えてきたことを使って、色々なコード進行を作る方法を紹介します。スタート地点はC-C-F-G-Cというごく単純なコード進行です。これを少しずつ変化させて複雑なコード進行にアレンジしていきます。